争奪戦必至の今永(時事通信フォト)

争奪戦必至の今永(時事通信フォト)

 だが、今オフに主力が大量に退団する危機を迎える。エース・今永昇太は国内FA権を取得。メジャー挑戦の思いがあることも球団に伝えている。助っ人右腕のトレバー・バウアーも今年1年に限ってドジャースが年俸30億円を肩代わりしてくれるが、来年は条件面で残留が厳しいだろう。バウアーはメジャー復帰のほか、NPBでプレーを継続する選択肢があるが、他球団とマネーゲームになった場合は旗色が悪い。また、先発左腕の石田健大、今季チームトップの先発マスクをかぶっている戸柱恭孝も国内FA権を取得。球団フロントは慰留に努めるが、他球団に流出となれば戦力ダウンとなる。

「今永は今年で30歳という年齢を考えると、1年でも早くメジャー挑戦したいでしょう。また、国内FA権を行使するとなれば、地元のソフトバンクが獲得に動く可能性が高い。絶対的エースとして喉から手が出るほど欲しいですから。今永とDeNAでバッテリーを組んでいた嶺井博希も昨オフにFA移籍していることも好材料です。バウアーは横浜愛が強い選手だが、ビジネスと切り離して考えるのではないか。両投手が抜けるとなると20勝以上が消える計算になる。救援も絶対的抑えだった山崎康晃が今年は抑えを剥奪されるなど、不安定な投球が続いている。状況判断に応じたプレーの精度を高めず、大味な野球が変わらなければ暗黒時代の再来を迎えても不思議ではありません」(前出のスポーツ紙デスク)

 中畑清元監督がチームの礎を作り、アレックス・ラミレス前監督がAクラスで戦えるチームに進化させた。三浦監督の下で悲願のリーグ優勝を目指す中、再び弱小球団に逆戻りするわけにはいかない。

DeNA躍進には不可欠な存在だった嶺井(時事通信フォト)

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気になる主砲筒香の復帰は…(時事通信フォト)

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22年オフにメキシコリーグへの参戦表明をした際の関根(時事通信フォト)

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