芸能

『VIVANT』モンゴルロケの裏側 日本からCM撮影隊を呼んだ堺雅人、二階堂ふみは「馬がかわいそう」と撮影躊躇

モンゴルから「帰りたくなかった」堺(右)と、モンゴルの馬と心を通わせた阿部

モンゴルから「帰りたくなかった」堺(右)と、モンゴルの馬と心を通わせた阿部

『半沢直樹』(2013年・TBS系)は初回の20%弱の視聴率から放送を重ねるたびに、最高視聴率を叩き出し、第7話にして平均視聴率が30%の大台に、最終回は42.2%を記録した。そして同ドラマを世に送り出してきた福澤克雄氏が原作・演出を務める『VIVANT』も、ここ2週間で番組最高視聴率を叩き出すというまさにお化けドラマといえる動きをみせている──。

 これまで謎に満ちていた堺雅人(49才)演じる主人公・乃木憂助の父の素性。8月20日の放送でその驚愕の正体が明らかになり、ますますスリリングな展開を見せる日曜劇場『VIVANT』(TBS系)。視聴率は2話連続で14%超えと番組最高を更新し、勢いを加速させている。

 本作は、公安警察と自衛隊の秘密情報部隊が、「テント」なる国際テロ組織の謎を追うアドベンチャードラマで、演出・原作を『半沢直樹』などの大ヒットドラマを世に送り出してきた福澤克雄氏が手がける完全オリジナルストーリーだ。主演の堺をはじめ、阿部寛(59才)、二階堂ふみ(28才)、松坂桃李(34才)、役所広司(67才)ら大物俳優が集結している。

「日本と海外をまたぐ壮大なストーリーながら脚本は緻密で巧妙。細部に伏線が張られており、1秒たりとも目を離せません。予算もほかのドラマとは桁違いで、これまでにない規模の海外ロケを行った。モンゴルでは、実に2か月半におよぶ撮影を敢行し、TBS内では“史上最高のドラマ”と評されています」(テレビ局関係者)

 しかし舞台裏ではさまざまなハプニングが起きていた。

「出演者は多忙な売れっ子俳優ばかり。そのため長期間日本を離れるとなると、さまざまな問題が生じてしまって……」(ドラマ制作関係者)

 たとえば、堺のパートナーを演じる松坂だ。

「どうしてもこのドラマに出演したかったという松坂さんは、“どんな役でもいいから”と出演を直談判したほど。一方で、心配事もあったそう。というのも、昨年11月に妻の戸田恵梨香さん(35才)が出産したばかりだったから。

 モンゴルロケは今年の4月中旬から6月にかけて行われました。松坂さんは育児に奮闘する戸田さんや赤ちゃんと少しでも一緒の時間を過ごしたかったようで、出演者の中でも頻繁に帰国していました。帰国の理由はもちろん妻のためということでしたが、松坂さん、実はモンゴルロケが相当キツかったともこぼしていたそうです(笑い)」(前出・ドラマ制作関係者)

 一方、主演の堺は、最も多くの時間をモンゴルロケに割いた。

「出番が多い堺さんは、ほかの俳優さんと違って、なかなか帰国できるタイミングがなかったんです。でも、夏の間に終えなければならないCM撮影があり、CMの撮影隊を日本からモンゴルまで呼んだそうなんです。ドラマロケのスケジュールを調整すれば帰国できたのかもしれませんが、いったん日本に戻ることで役柄である“乃木”を忘れてしまうのが嫌だったのだとか。

 そんな堺さんも日本にいる子供のことは気にされていて、2児の父親という共通点がある阿部さんと、イクメン談議に花を咲かせていました。お互い自宅では料理を作ることもあるようで、料理の腕をモンゴルでも披露し、競い合っていた。堺さんはモンゴルでの日々が楽しくて、最後は“帰りたくない”と言っていたほどです」(前出・ドラマ制作関係者)

関連記事

トピックス

高市早苗首相(時事通信フォト)
《日中外交で露呈》安倍元首相にあって高市首相になかったもの…親中派不在で盛り上がる自民党内「支持率はもっと上がる」
NEWSポストセブン
阿部なつき(C)Go Nagai/Dynamic Planning‐DMM
“令和の峰不二子”こと9頭身グラドル・阿部なつき「リアル・キューティーハニー」に挑戦の心境語る 「明るくて素直でポジティブなところと、お尻が小さめなところが似てるかも」
週刊ポスト
高市早苗首相の「台湾有事」発言以降、日中関係の悪化が止まらない(時事通信フォト)
「現地の中国人たちは冷めて見ている人がほとんど」日中関係に緊張高まるも…日本人駐在員が明かしたリアルな反応
NEWSポストセブン
大谷翔平が次のWBC出場へ 真美子さんの帰国は実現するのか(左・時事通信フォト)
《大谷翔平選手交えたLINEグループでやりとりも》真美子さん、産後対面できていないラガーマン兄は九州に…日本帰国のタイミングは
NEWSポストセブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(現場写真/読者提供)
【“分厚い黒ジャケット男” の映像入手】「AED持ってきて!」2人死亡・足立暴走男が犯行直前に見せた“奇妙な”行動
NEWSポストセブン
10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン