青葉真司被告宅に家宅捜索に入る京都府警の捜査員。青葉の自宅は普通のアパートの一室だった(時事通信フォト)

青葉真司被告宅に家宅捜索に入る京都府警の捜査員。青葉の自宅は普通のアパートの一室だった(時事通信フォト)

 家宅捜索された青葉の部屋からは腰の高さほどもありそうな筒型のBOSE製スピーカーが運び出されていたが、先端が破損しているのが見て取れた。京アニ作品のDVDや関連グッズも押収された。

 中古だとしても、それぞれ生活保護の暮らしでは馬鹿にならない出費になるが、それほど好きな趣味であったともいえる。

 これらは愛好の対象だったはずなのに、破壊した。

 愛しているのに壊したのは、苛立ちだったのか、やはり“「闇の人」に強いられた”というのか。このあたりについて弁護側は妄想性障害の影響だと主張し、裁判の争点となる責任能力の有無にも関係してくるところだろうが、どのような認定がなされるにせよ、ほかの術を促してやる人はいなかったのか。

 今後の裁判から目が離せない。

◆取材・文/広野真嗣(ノンフィクション作家)、文中一部敬称略

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