第7話には、思いが通じ合った乃木と柚木が一緒に料理を食べる微笑ましい場面があるが、ここにも“考察班”は鋭い視線を向ける。
「乃木は“野崎に作り方を教わった”と言って柚木に赤飯を振る舞いますが、柚木はやはり一瞬眉をひそめていました」(前出・ドラマ評論家)
同じく第7話に出てきた目玉焼きにも、伏線が張られている可能性がある。
「西洋では聖書のたとえ話に出てくることから“黄色は裏切り者カラー”というイメージがあり、さまざまな作品で暗示として使われてきました。本作でも、誤送金問題の真犯人が黄色いネクタイを締めていたり、バルカ大使を裏切り、乃木たちの逃走を手伝った大使館員が黄色のジャケットを着ているなど、裏切り者は黄色にまつわる衣服をまとっていました。
例の目玉焼きには4個の卵が使われており黄身が黄色であることから、“裏切り者が4人いるのではないか”と噂されています」(前出・ドラマ評論家)
※女性セブン2023年9月21日号