芸能

新朝ドラ『ブギウギ』は「お茶の間に無理のないカラッとした明るさを」 6つのトリビア紹介

新朝ドラ『ブギウギ』ヒロインの趣里

新朝ドラ『ブギウギ』ヒロインの趣里

 連続テレビ小説第109作目となる『ブギウギ』が、いよいよスタート! 趣里演じるヒロイン・花田鈴子のモデルは、『東京ブギウギ』などのヒット曲で知られる昭和の大スター・笠置シヅ子。

「見どころのひとつは、趣里さんをはじめとする出演者のかたがたの歌と踊りです」

 制作統括の福岡利武さんはそう語ります。

「本作では“歌って踊る世界観”を大事にしようと、舞台のコンセプトづくりから時間をかけて準備を進めてきました。劇中で『東京ブギウギ』を歌ってもらうにあたり、現代の人が聴いても古さを感じず、むしろ新鮮に感じられるよう、元の楽曲よりアップテンポにしてノリやすくするなど工夫を凝らしました」(福岡さん・以下同)

『東京ブギウギ』とは、1948(昭和23)年、笠置シヅ子とタッグを組んだ作曲家、故・服部良一さんによる大ヒット曲。以降、『買い物ブギー』などのブギウギの名曲を世に送り出した。本作で音楽を担当するのは、その良一さんの孫にあたる服部隆之さんだ。約70年前のブギウギシリーズを継承しつつ、令和の時代に聴いてもワクワクするようにアレンジした、“新・ブギウギ曲”が次々登場してくるという。

「鈴子の人生には厳しい試練がたびたび待ち受けますが、持ち前の明るさと前向きな気持ちで乗り越えていく。その一方で、周りの人にとても人情深い面もある。“競争して勝ち残っていこう”“自分さえよければ”という考えではなく、“周りの人と手を取り合い、誰のことも見捨てず皆で一生懸命生き抜こう”という鈴子のキャラクター設定を大事にしました。

 実際、笠置さんの自伝を読むと、舞台の裏でも周りの人々に深い愛情を注げる、温かくもユニークな人。そんな笠置さんを、いまの時代のお茶の間に、無理のないカラっとした明るさをもって届けたい」

 色鮮やかなワンピースで歌って踊る鈴子を見ていると、ドラマの中の観客だけでなく視聴者も見ていて気分が高揚してくる。歌に踊り、笑いあり涙ありの“心ズキズキワクワク”なドラマがいよいよ幕を開ける! ドラマの見どころやトリビアを一挙紹介します。

【あらすじ】
 歌うことが好きな銭湯の看板娘・花田鈴子は小学校を卒業後、大阪の歌劇団に入団。やがて夢を追いかけ上京し、“ブギの女王”と呼ばれる戦後の大スター歌手へと駆け上がっていく──戦中戦後の暗い時代、恋と別れを経験しながらも人情を大切に、そしてひたむきに歌と踊りに向き合い続けた、波瀾万丈な鈴子の半生を描く。

【ブギウギトリビア・その1】

幼少期を演じる澤井梨丘ちゃん

幼少期を演じる澤井梨丘ちゃん

 鈴子の幼少期を演じる澤井梨丘ちゃんは、約300人のオーディションから抜擢されたヒロイン。ドラマ初出演ながら、堂々と演じる姿は必見。

【ブギウギトリビア・その2】

趣里

抜群の歌唱力を持つ趣里

 ボイストレーニングの先生と二人三脚で呼吸から発声の仕方まで猛特訓を受けたという趣里。音楽を担当する服部隆之さんは、日々上達する趣里の歌唱力に感嘆し、急遽主題歌に参加が決まった。

【ブギウギトリビア・その3】
 幼少期の六郎役は、『舞いあがれ!』の朝陽役で注目を集めた又野暁仁くん。大阪制作の朝ドラ出演は今作で5回目。

関連キーワード

関連記事

トピックス

「第65回海外日系人大会」に出席された秋篠宮ご夫妻(2025年9月17日、撮影/小倉雄一郎)
《パールで華やかさも》紀子さま、色とデザインで秋を“演出”するワンピースをお召しに 日系人らとご交流
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
2024年末、福岡県北九州市のファストフード店で中学生2人を殺傷したとして平原政徳容疑者が逮捕された(容疑者の高校時代の卒業アルバム/容疑者の自宅)
「軍歌や歌謡曲を大声で歌っていた…」平原政徳容疑者、鑑定留置の結果は“心神耗弱”状態 近隣住民が見ていた素行「スピーカーを通して叫ぶ」【九州・女子中学生刺殺】
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(左/共同通信、右/公式サイトより※現在は削除済み)
《“やる気スイッチ”塾でわいせつ行為》「バカ息子です」母親が明かした、3浪、大学中退、27歳で婚約破棄…わいせつ塾講師(45)が味わった“大きな挫折
NEWSポストセブン
池田被告と事故現場
《飲酒運転で19歳の女性受験生が死亡》懲役12年に遺族は「短すぎる…」容疑者男性(35)は「学校で目立つ存在」「BARでマジック披露」父親が語っていた“息子の素顔”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
9月6日に悠仁さまの「成年式」が執り行われた(時事通信フォト)
【なぜこの写真が…!?】悠仁さま「成年式」めぐりフジテレビの解禁前写真“フライング放送”事件 スタッフの伝達ミスか 宮内庁とフジは「回答は控える」とコメント
週刊ポスト
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン