国内

佳子さまが「ジェンダー平等」を唱えられる本当の意味 女性皇族として追い求めたい“夢”

和装、スキンシップにも笑顔

佳子さまが唱えられる「ジェンダー平等」(写真はペルーにて。11月。共同通信社)

 佳子さまは、皇室の次世代を担う女性皇族として、精力的に公務に取り組まれている。多岐にわたるお出ましのなかでひときわ熱量を注がれているのが、「ジェンダー平等」に関するものだ。その思想とは“対局”にある皇室に身を置きながら、それでもジェンダー平等を訴えられる佳子さまを突き動かしているものとは──。

「今後、ジェンダー平等が達成されて、誰もが安心して暮らせる社会になることを、誰もがより幅広い選択肢を持てる社会になることを、そしてこれらが当たり前の社会になることを心から願っております」

 秋篠宮家の次女・佳子さまは10月22日、「ガールズメッセ2023」でジェンダー平等達成を訴える内容のスピーチをされた。佳子さまがそうした主張をされ始めたのは3年ほど前に遡る。男子優先の皇室制度の“内部”で生まれ育たれた佳子さまにとって、「ジェンダー平等」の思想はこのうえなく新鮮に感じられただろう。

「ちょうどその頃世間の関心を集めた姉の小室眞子さんの結婚で“女性皇族には幅広い選択肢がない”と実感されたでしょう。また、紀子さまは、男性皇族の悠仁さまと、女性皇族の眞子さん、佳子さまの接し方を明確に“区別”されることもあったそうで、長年の疑問に答えを見つけたような思いもおありだったのでは」(宮内庁関係者)

 ジェンダー平等は、現代では国際的にスタンダードであり、男尊女卑が蔓延る日本社会でもすみやかに達成されるべき課題である。しかし、現在の皇室制度とジェンダー平等は、現実問題として、まったく相容れない。

「ジェンダー平等を希求されることは当たり前ながらも、皇族というお立場では、皇室制度そのものを否定されることになり、煩悶されていることでしょう。なぜ佳子さまは、ことさらに『ジェンダー平等』に固執されているのか……」(前出・宮内庁関係者)

 あるときから「ジェンダー平等」に夢中になられた佳子さま。その裏には秘されたパートナーの存在があった。

 佳子さまはペルーへの公式訪問から11月10日に帰国される予定だ。現地では、世界遺産のマチュピチュを視察されたり、インカ帝国の首都・クスコでその場にいたアルパカについて質問をされたりと、精力的に活動された。

「ペルーは、眞子さんが皇族として最後に訪問された土地です。佳子さまは、眞子さんがペルーに行かれたときと同じブローチやお召し物を身につけられていました。離れていても姉妹は深い絆で結ばれているとアピールされたのでしょう」(皇室記者)

 冒頭のイベントで、佳子さまは白地に水玉模様のワンピース、ビビッドなロイヤルブルーのショートジャケットという出で立ちだった。

「ガールスカウトの制服の色である『ブルー』を意識されていたのではないか」とガールスカウト関係者は話す。

「『ガールズメッセ2023』の主催は『公益社団法人ガールスカウト日本連盟』(以下、ガールスカウト)です。数年前から佳子さまは、この団体の活動に熱心になられています。

 佳子さまは『全日本ろうあ連盟』に就職されており、ライフワークとして手話にかかわるご公務に取り組まれていますが、ガールスカウトに対する熱量は同等かそれ以上です。佳子さまのジェンダー平等に関するご発言のほとんどは、このガールスカウトの主催イベントでなされてきました」(前出・ガールスカウト関係者)

関連記事

トピックス

近年ゲッソリと痩せていた様子がパパラッチされていたジャスティン・ビーバー(Guerin Charles/ABACA/共同通信イメージズ)
《その服どこで買ったの?》衝撃チェンジ姿のジャスティン・ビーバー(31)が“眼球バキバキTシャツ”披露でファン困惑 裁判決着の前後で「ヒゲを剃る」発言も
NEWSポストセブン
2025年10月末、秋田県内のJR線路で寝ていた子グマ。この後、轢かれてペシャンコになってしまった(住民撮影)
《線路で子グマがスヤスヤ…数時間後にペシャンコに》県民が語る熊対策で自衛隊派遣の秋田の“実情”「『命がけでとったクリ』を売る女性も」
NEWSポストセブン
(時事通信フォト)
文化勲章受章者を招く茶会が皇居宮殿で開催 天皇皇后両陛下は王貞治氏と野球の話題で交流、愛子さまと佳子さまは野沢雅子氏に興味津々 
女性セブン
各地でクマの被害が相次いでいる(右は2023年に秋田県でクマに襲われた男性)
「夫は体の原型がわからなくなるまで食い荒らされていた」空腹のヒグマが喰った夫、赤ん坊、雇い人…「異常に膨らんだ熊の胃から発見された内容物」
NEWSポストセブン
雅子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA
【天皇陛下とトランプ大統領の会見の裏で…】一部の記者が大統領専用車『ビースト』と自撮り、アメリカ側激怒であわや外交問題 宮内庁と外務省の連携ミスを指摘する声も 
女性セブン
相次ぐクマ被害のために、映画ロケが中止に…(左/時事通信フォト、右/インスタグラムより)
《BE:FIRST脱退の三山凌輝》出演予定のクマ被害テーマ「ネトフリ」作品、“現状”を鑑みて撮影延期か…復帰作が大ピンチに
NEWSポストセブン
名古屋事件
【名古屋主婦殺害】長らく“未解決”として扱われてきた事件の大きな転機となった「丸刈り刑事」の登場 針を通すような緻密な捜査でたどり着いた「ソフトテニス部の名簿」 
女性セブン
今年の6月に不倫が報じられた錦織圭(AFP時事)
《世界ランキング急落》プロテニス・錦織圭、“下部大会”からの再出発する背景に不倫騒と選手生命の危機
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる(左/時事通信フォト)
《空腹でもないのに、ただただ人を襲い続けた》“モンスターベア”は捕獲して山へ帰してもまた戻ってくる…止めどない「熊害」の恐怖「顔面の半分を潰され、片目がボロり」
NEWSポストセブン
カニエの元妻で実業家のキム・カーダシアン(EPA=時事)
《金ピカパンツで空港に到着》カニエ・ウエストの妻が「ファッションを超える」アパレルブランド設立、現地報道は「元妻の“攻めすぎ下着”に勝負を挑む可能性」を示唆
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さんの胸キュンワンシーンが話題に(共同通信社)
《真美子さんがウインク》大谷翔平が参加した優勝パレード、舞台裏でカメラマンが目撃していた「仲良し夫婦」のキュンキュンやりとり
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の発生時、現場周辺は騒然とした(共同通信)
「子どもの頃は1人だった…」「嫌いなのは母」クロスボウ家族殺害の野津英滉被告(28)が心理検査で見せた“家族への執着”、被害者の弟に漏らした「悪かった」の言葉
NEWSポストセブン