芸能

【SMAP“再結成”への道】事務所の垣根が取り払われ、高まる5人集結の機運 メンバー同士の距離感にも変化

写真はどうなるのか(2023年9月)

SMAP再結成の機運が高まっているという(写真は木村。2023年9月)

 国民的グループの双璧をなした木村拓哉(50才)と中居正広(51才)。旧事務所の解体的出直しによって、長らく不可能とされてきたSMAPの“再結成”にも明るい兆しが見えはじめた。かつてないほどに機運が高まり、それぞれのメンバーが歩み寄る姿勢を見せるなか、ツートップが下す決断は──。【前後編の前編。後編を読む

《必ず補償救済を成し遂げて、また本当の笑顔で皆と作品について語り合える時を楽しみに頑張ります。新しい会社で“同じ魂”を持つ皆の力でファンの皆さんを楽しませ、社員の皆と力を合わせて頑張ってくれ!》

 SMILE-UP.の東山紀之社長(57才)が後輩たちに送った“檄文”には、悲壮な覚悟と熱いエールが綴られていた。旧ジャニーズ事務所の元所属タレントと新たに設立されるエージェント会社の話し合いが水面下で着々と進められている。社長兼任を断念した東山に代わって、新社長に就くのはコンサルティング会社「スピーディ」代表の福田淳氏(58才)とみられる。

「東山さんが後輩たちに向けた檄文は10月下旬に複数の所属タレントに送られたもの。エージェント会社の社長就任は見送ったものの、年内いっぱいでタレント活動を引退する意向は変わらず、今後は藤島ジュリー景子前社長とともに被害者の補償救済に専念するそうです」(芸能関係者)

 環境の変化に戸惑う後輩たちに、東山は外部に経営を任せる期間は限定的だということも示唆している。

「メッセージには《皆が安心して働ける環境を整える意味でのベストを考え、荒波の中での企業再生を得意とし、皆の新しい会社が、きちんと立ち上がるまでの期間、プロ経営者の方に経営陣に加わっていただくこととしました》と綴られていたそうです。何年先になるかはわかりませんが、補償と救済を成し遂げた後で東山さんたちが合流し、再生した企業で再び社長に就任することも検討されているようです」(前出・芸能関係者)

 新社長候補の福田氏はソニー・デジタルエンタテインメントの元社長。2017年に立ち上げたスピーディ社でAIなどを駆使したブランディング事業に取り組む一方で、ハリウッド式のエージェント業を展開し、女優でアーティストののん(30才)と提携している。

「かねて日本の芸能界の旧態依然とした慣習に批判的な立場を取り、2019年8月の朝日新聞のインタビューでは《テレビ局の企画担当者は、誰が最初にのんや元SMAPの3人にオファーするか、勝負ですよ》と呼び掛けていました。当時から旧ジャニーズ事務所に“忖度”するテレビ局の問題点を指摘していた福田氏が新会社のトップに迎えられたこと自体が、業界では驚きをもって受け止められています」(前出・芸能関係者)

 福田氏が指摘するように2016年末にSMAPが解散し、稲垣吾郎(49才)、草なぎ剛(49才)、香取慎吾(46才)が退所して以降、3人が地上波に出演する機会は激減した。

「元チーフマネジャーと合流した3人が『新しい地図』というプロジェクトを立ち上げた後も状況はほとんど変わりませんでした。一方で事務所に残った木村拓哉さんと、後に円満退所した中居正広さんは解散前と変わらずテレビに出続ける不自然な事態が常態化し、不公平感を募らせた旧来のSMAPファンが互いにいがみ合う悲劇も招いてしまったのです」(前出・芸能関係者)

関連記事

トピックス

今季のナ・リーグ最優秀選手(MVP)に満票で選出され史上初の快挙を成し遂げた大谷翔平、妻の真美子さん(時事通信フォト)
《なぜ真美子さんにキスしないのか》大谷翔平、MVP受賞の瞬間に見せた動きに海外ファンが違和感を持つ理由【海外メディアが指摘】
NEWSポストセブン
国仲涼子が語る“46歳の現在地”とは
【朝ドラ『ちゅらさん』から24年】国仲涼子が語る“46歳の現在地”「しわだって、それは増えます」 肩肘張らない考え方ができる転機になった子育てと出会い
NEWSポストセブン
柄本時生と前妻・入来茉里(左/公式YouTubeチャンネルより、右/Instagramより)
《さとうほなみと再婚》前妻・入来茉里は離婚後に卵子凍結を公表…柄本時生の活躍の裏で抱えていた“複雑な感情” 久々のグラビア挑戦の背景
NEWSポストセブン
インフルエンサーの景井ひなが愛犬を巡り裁判トラブルを抱えていた(Instagramより)
《「愛犬・もち太くん」はどっちの子?》フォロワー1000万人TikToker 景井ひなが”元同居人“と“裁判トラブル”、法廷では「毎日モラハラを受けた」という主張も
NEWSポストセブン
兵庫県知事選挙が告示され、第一声を上げる政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏。2024年10月31日(時事通信フォト)
NHK党・立花孝志容疑者、14年前”無名”の取材者として会見に姿を見せていた「変わった人が来るらしい」と噂に マイクを持って語ったこと
NEWSポストセブン
千葉ロッテの新監督に就任したサブロー氏(時事通信フォト)
ロッテ新監督・サブロー氏を支える『1ヶ月1万円生活』で脚光浴びた元アイドル妻の“茶髪美白”の現在
NEWSポストセブン
ロサンゼルスから帰国したKing&Princeの永瀬廉
《寒いのに素足にサンダルで…》キンプリ・永瀬廉、“全身ブラック”姿で羽田空港に降り立ち周囲騒然【紅白出場へ】
NEWSポストセブン
騒動から約2ヶ月が経過
《「もう二度と行かねえ」投稿から2ヶ月》埼玉県の人気ラーメン店が“炎上”…店主が明かした投稿者A氏への“本音”と現在「客足は変わっていません」
NEWSポストセブン
自宅前には花が手向けられていた(本人のインスタグラムより)
「『子どもは旦那さんに任せましょう』と警察から言われたと…」車椅子インフルエンサー・鈴木沙月容疑者の知人が明かした「犯行前日のSOS」とは《親権めぐり0歳児刺殺》
NEWSポストセブン
10月31日、イベントに参加していた小栗旬
深夜の港区に“とんでもないヒゲの山田孝之”が…イベント打ち上げで小栗旬、三浦翔平らに囲まれた意外な「最年少女性」の存在《「赤西軍団」の一部が集結》
NEWSポストセブン
スシローで起きたある配信者の迷惑行為が問題視されている(HP/読者提供)
《全身タトゥー男がガリ直食い》迷惑配信でスシローに警察が出動 運営元は「警察にご相談したことも事実です」
NEWSポストセブン
「武蔵陵墓地」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月10日、JMPA)
《初の外国公式訪問を報告》愛子さまの参拝スタイルは美智子さまから“受け継がれた”エレガントなケープデザイン スタンドカラーでシャープな印象に
NEWSポストセブン