実際に「マインドフルネス・イーティング」を試してみよう
では、「マインドフルネス・イーティング」を実践するには、どうしたらよいのか。ここでは自宅でひとりで昼食を摂るシーンを想定して、具体的なやり方を説明しよう。
1. 料理を食卓に並べる
・スマホは食卓から遠い場所に置き、テレビやラジオなど気が散るものは消す
・料理をよく観察してみる
・どんな食材が使われている?
・どんなにおいがする?
・音を立てているものがあれば耳を傾ける
2.感謝の気持ちを持つ
・素材を提供してくれた人や調理をしてくれた人(自分以外の場合)を想像しながら感謝の気持ちを味わう
・「いただきます」と口に出すか心の中で唱える
3.料理を食べる
・どの料理をどの順番で食べていくのか決める
・最初に手をつけると決めた料理を口に運ぶ
・どんな味がする? イメージしていたとおりの味?
・口の中はどんな感じ? どんなにおいがする?
・よく噛んで味わう
・次の料理を口に運び、意識を集中してじっくり食べることを繰り返す
ニーマル氏いわく、料理を口に運んだあとは目を閉じて味わうようにすると、より食事に集中しやすくなるそう。実際に「マインドフルネス・イーティング」を続けた30代女性は、「意識を食事に集中させながらゆっくり食べると、食材の味をしっかりと感じることができて、つい食べ過ぎてしまうことがなくなりました。体重も3キロ減りました」と語る。
あなたもぜひ、試してみては?
取材・文/志村香織 写真提供/SUWARU
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