気温が下がっていたこの10月中旬にもワイシャツ一枚で溌剌とした姿

気温が下がっていた10月中旬にもワイシャツ一枚の、小室圭氏

不妊治療の権威、2人の相談

 眞子さんが関心を寄せているという「卵子凍結」、そして「受精卵の凍結保存」とはどのようなものか。医療法人オーク会の生殖医療専門医・船曳美也子さんが解説する。

「卵子凍結は未受精の卵子を採取して、凍結保存する方法です。将来的に凍結保存しておいた卵子とパートナーの精子を受精させ、できた受精卵を子宮に戻して着床・妊娠に至らせます。自分の望むタイミングでの妊娠が期待できることから、30~40才前後で卵子を凍結する女性が増えています」

「卵子凍結」は現在はパートナーがいない未婚女性でも実施できる一方、眞子さんが興味を持つという「受精卵の凍結保存」は既婚者でなければ実施できない。

「受精卵の凍結保存は、体外受精で得た受精卵を3~5日間成長させ、『胚』と呼ばれる状態にしてから凍結保存する療法です。卵子単体の凍結よりも妊娠に近い状態で保存するため、妊娠率は高くなります」(船曳さん)

 費用はクリニックや採卵数、凍結数などで変化するが、採卵から受精卵の凍結までで60万円前後。保管料として年間約5万円ほど必要で、子宮への移植には20万円ほどかかる。海外に比べ、日本の医療機関は受精卵凍結の技術が高い。だからなのか、眞子さんの医療チームの関係者は、日本にいる「不妊治療の名医」を頼ったという。

 医療チームは眞子さんの意向を汲みながら、日本を代表する不妊治療の権威である2人の医師に、受精卵凍結の現状についてリサーチを行っているという。

「1人は皇室とも関係の深いベテランの産婦人科医です。東京にある“セレブ産院御三家”のひとつで、不妊治療から出産まで幅広く携わっています。日本における卵子研究の第一人者とも呼ばれており、アメリカでの勤務経験もある。眞子さんのもとを訪れてアドバイスした女医とも、親交があります。

 もう1人は、日本の体外受精医療に黎明期から携わり、国内でも有数の先進的な医療研究を行う機関にも勤めたことのある人物です。体外受精や顕微授精などの生殖補助医療の専門医で、アメリカの大学に留学して研究を続けた経歴も持っています。日本国内だけではなく、海外の不妊治療事情にも詳しいスペシャリストです」(前出・皇室記者)

 妊娠率の高さから、受精卵の凍結保存は不妊治療の一環として行われることがほとんど。だが、なかには「事情があって、いまは産めない」という夫婦が、将来、自分たちが望むタイミングでの妊娠を期待して受精卵を凍結保存するケースもある。

「眞子さんも、“いまはまだ”という考えもあって、受精卵の凍結保存に関心を持ったようです。彼女が置かれた現状やこれまで過ごしてきた半生を振り返れば、そう考えるのも自然なことかもしれません」(前出・皇室記者)

後編へ続く

※女性セブン2023年11月30日・12月7日号

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