草なぎは「趣里ちゃんがスズ子にしか見えないよ」ということも話すという
スズ子たちには今後もいくつもの苦難が訪れるが、それでも『ブギウギ』は“悲劇”ではなく、“喜劇”が描かれている。そして、撮影現場も物語に通じる空気があると福岡氏は言う。
「ステージ本番の撮影中、草なぎさんは楽しそうな様子で『趣里ちゃん、いいよねぇ』『本当にすごいよ』とエールを送り、その言葉に趣里さんも乗せられてパワフルで素晴らしいパフォーマンスを見せてくれています。劇中では、善一はステージ上で楽しそうに指揮者を務めていますが、草なぎさんご本人も趣里さんのステージを心から楽しんでいただいているんじゃないでしょうか。
2人の芝居も“間が合う”というか、良いキャッチボールができていると思います。草なぎさんは『趣里ちゃんがスズ子にしか見えないよ』ということもよくおっしゃっていて、物語の軸となる2人が良い関係を築いているので、良い雰囲気で撮影も進んでいます。草なぎさんのほうが趣里さんよりも年齢やキャリアは上ですが、お互いにリスペクトを持たれている。草なぎさんはよく『趣里ちゃん、元気?』などと声をかけていて、ハードな撮影が続く趣里さんの体調のことを気遣っておられます」