ご一家で会話をされながら展示を鑑賞された(11月、東京・台東区。写真/JMPA)
岸田氏にとってこれ以上ない機運の高まりである。
「裏金疑惑による混乱により中止になりましたが、実は、12月に『安定的な皇位継承の確保に関する懇談会』の第2回が開催される予定でした。2024年9月までに解散・総選挙を打たなければならないというリミットがありますから、今後も岸田首相はスピード感をもってこの問題に取り組んでいくでしょう」(前出・全国紙社会部記者)
当事者である愛子さまは、2024年3月に大学を卒業され、大学院に進学されるとみられている。
「引き続き日本文学をはじめとした日本の伝統文化を研究されるのでしょう。また、大学院に進学したあかつきには、留学も視野に入れられるのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)
安定的な皇位継承に関する議論の結論を政府が出さないことには、愛子さまの人生はいつまでも宙に浮いたままで、ご負担をかける状況が続く。現に、宮内庁長官も、11月22日の会見で「現時点の皇室全体を見渡すと、安定的な皇位継承という観点からは課題がある。皇族数の減少は皇室の活動との関連で課題がある」と言及した。
「一刻も早く議論を進めるべきで、タイミングとしては、節目である2024年春のご卒業までに、党内の意見をまとめるのではないでしょうか。今後、宮内庁も含め、懇談会の内外で、さらなる動きがあるでしょう」(前出・全国紙社会部記者)
岸田氏は、最後の賭けに出るか。
※女性セブン2024年1月4・11日号