ライフ

【TVドラマ化】「迷惑な人」に対するツライ思いを共感しながら語り合う“ガールズトーク”が話題 モヤモヤ解消する“心のデトックス”に

(C)マキノマキ/小学館/「ブラックガールズトーク」製作委員会

ガールズトークは心のデトックスに?(C)マキノマキ/小学館/「ブラックガールズトーク」製作委員会

 いつの時代も周囲にいる“ちょっと変な人”。近頃は、できれば距離を起きたい迷惑な人が増えているという。人が持っているものをなんでも欲しがる「くれくれ女」や、人をうらやんでばかりの「隣の芝生は青い女」、妻の指示がなければ育児や家事もできない「指示待ち男」や、他人を思いやれず大皿料理が並べば他人の分まで食べてしまう「食い尽くし夫」など、枚挙にいとまがない。コラムニストの吉田潮さんはこの風潮について、背景にSNS時代の隆盛があると指摘する。

「昔からはた迷惑な人は一定数いましたよね。それが、SNSによって広く拡散されるようになって、より可視化されていることが大きいと思います」

 心をザワつかせる人の存在はひとりで抱えているとモヤモヤが大きくなるばかりだが、そんな“ヤバい人”をおしゃべりで一刀両断する作品が注目されている。

 人のもの欲しがり女、モラハラ浮気夫、高圧的パワハラ上司、何も決められない男──など身の回りにいるお騒がせなヤバい人を描き、「こういう人いるいる!」と共感を呼ぶコミック『ブラックガールズトーク』は、シリーズ累計100万部を突破し、ついにドラマ化。放送前から話題になっている。

 そこで『女性セブン』でも、アラフォーからアラ還女性による緊急座談会を開催。身近にいる「ヤバい女」と「末路」について、とことん語り尽くしてもらった。

「話題を奪う人」「人の話を聞きたがる人」

「他人のおしゃべりが始まるとすぐに割り込んでくる同僚がいる」と辟易した顔で話すのは都内在住の会社員・A子さん(48才)だ。

「何の話?と聞いてくるまではいいとして、ろくに話も聞かずに『それより聞いてよ!』と自分の話を始めるんです。いつも同じような愚痴やら自慢やらでうんざり。最近は休憩中もみんな無言でスマホ。その同僚もゲームとかしているみたいですけど、私たちはLINEでグループを作っておしゃべりしています。聞いたところによると、同僚は家でもそんな調子で家族とは食事の時間もズラされているとか……」

 A子さんの話を受けて、神奈川県在住のパート・B美さん(46才)は、「人の話を聞きたがるのもはた迷惑」と顔をしかめる。

「とにかく他人の揉め事とか悩み事が大好きなパート仲間のC子。厄介なのは、全然愚痴や悩みとかを話していない場でも、『○○さん最近お子さん元気?』とか、『そういえば旦那さん、職場が変わったって言ってたけど待遇とかどうなの?』って根掘り葉掘り。一見、寄り添う感じで心配そうな素振りは見せているけど、ちょっとでも不満を引き出したらもうしたり顔で。

 でも、新しく入ったちょっと若い女の子が天然系の強者だった。『結婚しようと思う人がいるけど収入が不安』とか『子供が欲しいけど彼がちょっと年上で』とか餌をまくだけまいておいて蓋をあけたら、超ハイスペックの玉の輿。そのときのC子の悔しそうな顔が忘れられません(笑い)」

関連キーワード

関連記事

トピックス

全国でクマによる被害が相次いでいる(AFLO/時事通信フォト)
「“穴持たず”を見つけたら、ためらわずに撃て」猟師の間で言われている「冬眠しない熊」との対峙方法《戦前の日本で発生した恐怖のヒグマ事件》
NEWSポストセブン
韓国のガールズグループ「AFTERSCHOOL」の元メンバーで女優のNANA(Instagramより)
《ほっそりボディに浮き出た「腹筋」に再注目》韓国アイドル・NANA、自宅に侵入した強盗犯の男を“返り討ち”に…男が病院に搬送  
NEWSポストセブン
ラオスに到着された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月17日、撮影/横田紋子)
《初の外国公式訪問》愛子さま、母・雅子さまの“定番”デザインでラオスに到着 ペールブルーのセットアップに白の縁取りでメリハリのある上品な装い
NEWSポストセブン
ドジャース入団時、真美子さんのために“結んだ特別な契約”
《スイートルームで愛娘と…》なぜ真美子さんは夫人会メンバーと一緒に観戦しないの? 大谷翔平がドジャース入団時に結んでいた“特別な契約”
NEWSポストセブン
山上徹也被告の公判に妹が出廷
「お兄ちゃんが守ってやる」山上徹也被告が“信頼する妹”に送っていたメールの内容…兄妹間で共有していた“家庭への怒り”【妹は今日出廷】
NEWSポストセブン
靖国神社の春と秋の例大祭、8月15日の終戦の日にはほぼ欠かさず参拝してきた高市早苗・首相(時事通信フォト)
高市早苗・首相「靖国神社電撃参拝プラン」が浮上、“Xデー”は安倍元首相が12年前の在任中に参拝した12月26日か 外交的にも政治日程上も制約が少なくなるタイミング
週刊ポスト
相撲協会の公式カレンダー
《大相撲「番付崩壊時代のカレンダー」はつらいよ》2025年は1月に引退の照ノ富士が4月まで連続登場の“困った事態”に 来年は大の里・豊昇龍の2横綱体制で安泰か 表紙や売り場の置き位置にも変化が
NEWSポストセブン
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
《季節感あふれるアレンジ術》雅子さまの“秋の装い”、トレンドと歴史が組み合わさったブラウンコーデがすごい理由「スカーフ1枚で見違えるスタイル」【専門家が解説】
NEWSポストセブン
俳優の仲代達矢さん
【追悼】仲代達矢さんが明かしていた“最大のライバル”の存在 「人の10倍努力」して演劇に人生を捧げた名優の肉声
週刊ポスト
10月16日午前、40代の女性歌手が何者かに襲われた。”黒づくめ”の格好をした犯人は現在も逃走を続けている
《ポスターに謎の“バツ印”》「『キャー』と悲鳴が…」「現場にドバッと血のあと」ライブハウス開店待ちの女性シンガーを “黒づくめの男”が襲撃 状況証拠が示唆する犯行の計画性
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(右の写真はサンプルです)
「熊に喰い尽くされ、骨がむき出しに」「大声をあげても襲ってくる」ベテラン猟師をも襲うクマの“驚くべき高知能”《昭和・平成“人食い熊”事件から学ぶクマ対策》
NEWSポストセブン
オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト