(時事通信フォト)

『SHOGUN』のジャパンプレミアに出席した真田広之、西岡徳馬、二階堂ふみ、アンナ・サワイ、平岳大ら豪華出演陣(時事通信フォト)

平和でヘルシーなロスでの生活

 ハリウッドでの信頼を勝ち取った真田だが、ロサンゼルスでの私生活はあまり耳に届かない。

「2008年には交際中だった鈴木京香さん(55才)がビバリーヒルズに豪華マンションを購入し、ゴールインも近いと報じられましたが破局。天海祐希さん(56才)や一般人女性との交際も噂されましたが、再婚には至りませんでした」(現地の芸能関係者)

 一方、昨年、本人がとある米誌に語ったところでは、彼のプライベートな日々を垣間見ることができる。

「平和でヘルシーな生活を維持するために必要なこと、というテーマでインタビューに答えた真田さんはいくつかの具体的なキーワードをあげていました。

 たとえば、散歩。1日1万歩を目標に散歩して心身をリフレッシュし、休みの日は何もかも忘れて釣りに集中するとか。ワインは毎日飲み、好きな食べ物は牡蠣。ガーデニングにもハマっていて、キッチンの窓際で数種類のハーブを育てているといいます」(前出・現地の芸能関係者)

 絶縁と不倫という人生の岐路を経て海を渡った真田だが、原点である日本に戻る気はまだなさそうだ。

「日本文化への誇りはある一方で、真田さんは日本独特の作品の製作方法には思うところがあるといいます。伝統を重視するがあまり、これまでの風習を捨てることができない点や、キャスティングに自由度がない点などです。

 新しいことにチャレンジし続けたい彼にとって、“よい作品のためなら、古い考え方はどんどん捨てていく”というハリウッドのやり方は肌に合っているのでしょう」(前出・現地の芸能関係者)

 2022年5月、『日曜日の初耳学』(TBS系)に出演した俳優の佐藤浩市(63才)が友人で同い年の真田との秘話を披露した。

「あるとき、佐藤さんが『もういいじゃねえか。帰って来いよ。日本でまたやろうぜ』と帰国を促すと、真田さんは『別に意地張って頑張ってるわけじゃないんだよ。アメリカ、楽しいんだよ』と答えたそうです。当分はロスにとどまって、よりよい作品作りを続けるつもりなのでしょう」(前出・映画会社関係者)

 ハリウッドのプロデューサーとして凱旋帰国した真田は、束の間の美酒を味わった。

 だが、その酒に酔いしれることはない。彼の鋭い眼光は、もう次の目標を見据えている。

(了。前編から読む

※女性セブン2024年3月14日号

真田広之

『ウルヴァリン:SAMURAI』に出演していた真田広之

関連記事

トピックス

4月クールに『アンチヒーロー』で主演をつとめた長谷川博己
ドラマ『アンチヒーロー』で衣装に関する“200万円請求書”騒動 長谷川博己のオリジナルコート制作費をめぐってスタイリストと制作サイドが衝突か
女性セブン
バチカンのモンテリーズィ枢機卿(左)にインタビューしたさかもと未明さん
【拉致問題解決への祈りは続く】さかもと未明さんが振り返る「横田夫妻との交流」と「バチカン枢機卿からの言葉」
NEWSポストセブン
佐賀空港を出発される愛子さま(時事通信フォト)
雅子さま「午後だけで4回もの休憩」不安視された22年ぶり佐賀訪問で初めて明かした「愛子さまとの私的な会話」
NEWSポストセブン
《防弾チョッキ着用で出廷》「フルフェイスヒットマン」は「元神戸山口組No.2」中田浩司若頭だったのか 初公判で検察が明かした「2秒で6発の銃撃を浴びせた瞬間」
《防弾チョッキ着用で出廷》「フルフェイスヒットマン」は「元神戸山口組No.2」中田浩司若頭だったのか 初公判で検察が明かした「2秒で6発の銃撃を浴びせた瞬間」
NEWSポストセブン
ドキュメンタリー映画『Screams Before Silence』でインタビューに応じるアミット(映画の公式インスタグラムより)
《55日間のハマス人質日記》囚われた女性が語る地獄の日々「生理の時期を毎日確認されて…」【音楽フェス襲撃から1年】
NEWSポストセブン
10月8日、美智子さまは「右大腿骨上部の骨折」の手術を受けられた(撮影/JMPA)
美智子さま「大腿骨の上部骨折」で手術 待ち受ける壮絶リハビリ、骨折前より歩行機能が低下する可能性も
女性セブン
結婚を発表したマイファス・Hiroと山本舞香(Instagramより)
《マイファスHiroと山本舞香ゴールイン》2人が語った結婚の決め手と夫婦像「作ったご飯を笑えるほどたくさん食べてくれる」 結婚記念日は新妻のバースデー
NEWSポストセブン
カニエ(左)とビアンカ・センソリ(右)(Getty Images)
「ほぼ丸出し」“過激ファッション”物議のビアンカ・センソリが「東京移住計画」ラッパーのカニエ・ウェストと銀座に出没、「街中ではやめてくれ」の指摘も
NEWSポストセブン
東北道・佐野サービスエリアの現在とは
《前代未聞のストライキから5年》激変した東北道・佐野SA「取り壊された店舗」名物「佐野らーめん」の現在、当時の元従業員が明かした39日間の舞台裏
NEWSポストセブン
Snow Manの渡辺翔太と向井康二
《Snow Man渡辺翔太&向井康二》“なべこじコンビ”のサウナ帰り姿をキャッチ 肩を組んだり輪になって話したり“素”の時間を満喫 
女性セブン
9月末に給料が未払いとなり、職員が一斉退職するという事態になった足立区の住宅型有料老人ホーム。千葉県内などにもある関連施設でも同じような”未払い”が発生しているという
《見捨てられた老人ホーム》東京・足立区で「人手が回らず餓死者が…」「お風呂も入れられない」給与未払いに社長は雲隠れ…元職員が明かした“現場丸投げ運営”の実態
NEWSポストセブン
田村家のお正月の風景。左・田村正和さん、右・田村亮さん
《『古畑任三郎』では今までにない自分を》俳優・田村正和さんの知られざる晩年「もうやりきった…」77才で他界した2人の兄を語る弟・田村亮
NEWSポストセブン