舞台観劇後、スタッフに深々と頭を下げた木村拓哉(2023年9月)
クランクインの当日に降板
キャストは前作とほぼ同じ顔ぶれで、沢村一樹や及川光博らが出演予定。欠かせない存在のオーナーシェフ役の鈴木京香(55才)も引き続き出演する。
「木村さんと京香さんは、2007年のドラマ『華麗なる一族』(TBS系)でも共演しています。しかし、敵対する役柄だったからか、現場ではお互い一言もしゃべらなかったといいます。
一方、12年ぶりとなった前回の『グランメゾン~』の共演で意気投合し、以来、京香さんは木村さんのコンサートへ足を運び、楽曲の詞を提供するなど個人的に強く結びついていました」(前出・別の芸能関係者)
ところが、京香は昨年5月、体調不良を理由に主演ドラマをクランクイン当日に降板、療養に入った。それから半年以上が経過し、『グランメゾン~』から演技の仕事に復帰した。
「とはいえ、環境や寒暖差などで誰もが体調不良になりやすい時期でした。京香さんは“この仕事はやり切る”と執念を燃やしていました。現場では京香さんがリラックスした雰囲気で演じることができるよう、木村さんが誰より京香さんの体調を気遣い、献身的にサポートしていたといいます」(前出・別の芸能関係者)
木村にとっては、年明け以降ほぼ同時に2つのビッグプロジェクトが進む、怒涛の日々を過ごしていたことになる。
「木村さんという人気者の宿命か、周年記念ドラマと、海外ロケまで敢行した人気作の続編です。その上、天海さんと京香さんという、超大物女優2人がそれぞれ大きくかかわっていますから、重圧もあり憂鬱な気持ちにもなったでしょう。
それでも、早朝5時からのロケをこなし、『グランメゾン~』の役柄で金髪に染めた髪を、1日だけ黒く戻して『Believe~』の撮影に挑んだりと、ハードスケジュールを文句ひとつ言わずやり遂げる姿には頭が下がります」(前出・芸能関係者)
そのスタイルこそが、これまでに伝説を作ってきた木村ならでは。彼らしい怒涛の日々は続く。
※女性セブン2024年3月28日号