芸能

【絶対に失敗できないプレッシャー】木村拓哉主演のテレ朝新ドラマ、二転三転で撮影スケジュール大幅遅延も“破格の制作費”で始動

木村拓哉の新ドラマが製作費も付き始動

木村拓哉の新ドラマが始動

《頭がパンクしそう…。でも……出来るまで!》。頬杖をついて悩ましい表情を浮かべる写真とともに更新されたインスタグラム。2月上旬、憂鬱になるほど多忙な日々が続いていることを思わず匂わせてしまったのは、木村拓哉(51才)である。

 木村が4月スタートのドラマ『Believe-君にかける橋-』(テレビ朝日系)に主演することが、2月29日に発表された。演じるのは、大手ゼネコンの土木設計部で橋づくりに情熱を燃やす設計者。「手に汗握るサスペンスと人間ドラマが織りなす物語」「希望と再生のヒューマンエンタメ作品」と謳われており、テレ朝の開局65周年記念ドラマという位置づけだ。ところが、壮大な記念ドラマを前に、ある不安要素が持ち上がっているという。

「スケジュール調整が難航しクランクインが大きくずれ込んでしまい、撮影が思うように進んでいないんです。春ドラマの扱いではありますが、スタッフの間では、“4月末に初回放送を迎えられれば御の字”という空気さえ漂っています」(テレビ局関係者)

 木村はテレ朝の開局55周年記念ドラマスペシャル『宮本武蔵』(2014年)に主演しており、今回は10年ぶりの周年記念作品となる。

「脇を固めるスタッフも豪華です。脚本家は、木村さん主演の『BG~身辺警護人~』(テレ朝・2018年、2020年放送)など、木村さんとタッグを組むことも多い井上由美子さん。監督は、『緊急取調室』シリーズをヒットさせた人物です。制作費も破格で、通常より50%ほどアップする力の入れようです」(前出・テレビ局関係者)

「絶対に失敗できない」

 それほどの大作に受難が降り掛かったのが、昨年の夏頃だったという。

「すでに木村さんの主演は決まっていましたが、ジャニー喜多川氏の性加害問題の影響で、さまざまな見直しが入りました。その1つが脚本です。当初、木村さんは“真実を追求する報道キャスター”の役を演じることになっていたのですが、一連の性加害問題は、マスコミとの関係性も指摘されていたため、“皮肉めいたものを感じる”ということでお蔵入り。

 その後も内容は二転三転し、現在の企画に落ち着いたのは年が明けてからのことだったそうです」(前出・テレビ局関係者)

 これまでさまざまな撮影現場を経験してきた木村でも、落ち着かない状況だったのは違いないだろう。今回のドラマには“大物”の存在もある。

「天海祐希さん(56才)が出演するんです。天海さんも今回のドラマの脚本家、監督ともに過去にチームを組み、ヒット作を世に送り出してきました。今作でも重要な役どころでの出演と聞いています。ほかにも竹内涼真さんの出演が決まっており、実力派の滝藤賢一さんの名前なども挙がっています」(前出・テレビ局関係者)

 俳優として輝かしいキャリアを誇る木村と天海だが、意外なことに今回がドラマ初共演だ。

「まさに周年記念ドラマならではのキャスティングです。ただその分、座長の木村さんには、“絶対に失敗できない”というプレッシャーがのしかかっています。この時期に放送開始日すら決まっていない状況は、ちょっと異例なことですからね」(芸能関係者)

 年始から、木村は多忙を極めている。元日に公式YouTubeチャンネルを立ち上げ、今後音楽コンテンツを充実させていく構想があるという。一方、2019年に主演したドラマ『グランメゾン東京』(TBS系)の続編の撮影に奔走し、2月にはフランス・パリでのロケが行われた。同ドラマは全話平均視聴率12.9%(関東地区)と好評で、最終回は続編の存在を思わせる内容だった。

「今夏、パリ五輪が開催されるのに合わせて5年ぶりに続編が始動しました。劇場版と、公開に先駆けたスペシャルドラマの放送を予定している大型プロジェクトです。前作はパリの有名三つ星レストラン『ランブロワジー』でクランクインしました。このドラマにおいてパリは重要なキーワードです」(別の芸能関係者)

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン