大阪が呑み込まれる?
1999年以降も続くノストラダムスの大予言。気になるのは、これから起こる大災害や事件にまつわる予言だ。これがいま、世界のノストラダムスの研究家の間で大きな注目を集め、メディアが報じる騒ぎになっているという。白神氏が語る。
「昨年末、欧州のニュース専門放送局『ユーロニュース』でも取り上げられ話題となったのが台湾有事に関する予言です。詩集第3巻1番に記された〈戦闘と海戦が終わり(中略)赤い敵は恐怖で青ざめる〉という内容で、中国の台湾侵攻を指摘したものと考えられます。
赤い敵が青ざめるとの表現は、米国の軍事介入によって中国が大きな打撃を受けるとも読み取れる。昨今の情勢から、早ければ2024年中、遅くとも2030年までに台湾有事が起こると見る有識者は少なくありません」
日本についても不吉な予言が記されている。
「詩集第1巻69番には〈山に囲まれた大都市が洪水により沈む〉とあります。ノストラダムスは基本的に時期や場所に触れていませんが、複数の予言者が同様の指摘をしており、『2025年7月に日本で大津波が発生する』と断言するものもある。ノストラダムスの予言に記された地形、大都市という記述から、私はこれが大阪で起こる大災害だと考えています」(白神氏)
洪水や津波を引き起こすのが「南海トラフ地震」の可能性もあるだけに、不気味な予言にも感じられる。世界経済に関する気になる予言もある。そのひとつが「米ドルの崩壊」だと白神氏が指摘する。
「私は詩集第8巻28番の〈偽物の金銀が蔓延る。価値がなくなり、湖や火の中に投げ込まれた。発見されると、すべてがくすみ濁っていた〉という記述が『米ドルの崩壊』を指していると解釈しています。世界では脱ドル化の流れが急速に進み、トランプ前大統領も『われわれの通貨は暴落し、間もなく世界基準でなくなる』と危機感をあらわにしています」