もはや暴走族と何ら変わらない、迷惑な存在に成り下がった「旧車會」。話を聞いた、現役メンバーの一部からは「山奥のサーキットを貸し切り、住人の迷惑にならないように集会を開いている」と反論の声もあった。だが、集会の複数の映像を見ていると、ノーヘルに二人乗りは当たり前、小学生くらいの子どもまでもが原付を運転する様子などが映し出されており、思わず顔をしかめるしかない。
彼らは表向きには「バイクを愛している」と言うかもしれない。だが、他ならぬ彼ら自身による旧車會としての振る舞いのおかげで、健全なバイク乗り、ひいてはバイクという存在そのものまでが、社会から白眼視されかねない事態に陥っている。