いったい何時まで……?
この日の高橋も2軒のはしご酒では、満足できなかったようだ。
深夜3時半に店を出ると、顔を赤らめて夫と手を繋いで上機嫌な彼女。道行く人が“20世紀最後の正統派アイドル”に気付くことはなかった。夫婦は小さなカウンターのみの焼き鳥店でさらに1時間ほど小腹を満たし、家路へと向かうためにお勘定。飲み始めてから10時間以上経った早朝5時だった。
高橋は酔い潰れて酩酊状態、自力で歩けずしゃがみ込む始末。夫らに抱きかかえられ、なんとかタクシーに乗車。常連客は、自宅方面へと向かうタクシーを心配そうに見送っていた。
「それでも、アイドルとしてデビューした高橋さんも五十路となり、仕事では姉御肌で、出演者やスタッフから頼られていました。舞台の千秋楽には彼女の仕切りで打ち上げが行われ、三次会くらいまで盛り上がったそうです」(舞台関係者)
女優業好調の裏で夫に支えられ、体をお酒で満たす高橋だった。