国内

【天皇ご一家のご静養】雅子さま、30年以上前の外務省時代に購入された愛車「カローラII」に天皇陛下と愛子さまを乗せてドライブ 普段は皇居内で管理

雅子さまは免許証の更新を続けられてきたという(5月、栃木県。写真/JMPA)

雅子さまは免許証の更新を続けられてきたという(5月、栃木県。写真/JMPA)

 愛車は記憶をよみがえらせる。あの頃、真夜中に東京・霞が関のオフィスから街灯の下を走った家路。結婚直後、夫を助手席に乗せたドライブ・デート。還暦を迎えられた皇后雅子さまは、天皇陛下と新たな旅立ちを迎えた愛子さまを乗せて、ご家族と一緒にこの30年の記憶の中を走られていた。

「夜2時に帰宅したら、母にきょうは早いわね、と言われちゃいました」(朝日新聞、1987年12月25日)

 栄養ドリンクの「24時間、戦えますか?」というキャッチフレーズが流行った頃、そうインタビューで明かされたのは、天皇陛下とのご成婚前の雅子さまだった。当時、雅子さまは外務省に入省されてまだ1年目。日によっては明け方に帰宅されることもあったが、翌朝には涼しい顔で出勤され、同僚から「小和田さんは、一体いつ寝ているのだろう?」と不思議がられていたという。

 終電に間に合わないことがほとんどだった雅子さまはその後、通勤の相棒にブルーグレーの乗用車「カローラII」を購入された。雅子さまの激務を支えた愛車は、ご成婚から30年以上が経っても現役だった──。

 天皇ご一家は5月2?7日、御料牧場(栃木県)で静養された。愛子さまにとっては、日本赤十字社(日赤)に就職後、初めてのご静養だった。

「ご一家は、厩舎で子馬ににんじんを与えられたほか、牧場内で栽培されているトマトやアスパラガス、キャベツやレタスなどを収穫して召し上がったそうです」(皇室記者)

 東京ドーム54個分という広い御料地内は、到底徒歩では移動できない。昨年4月のご静養時には、ご一家でサイクリングを楽しまれる様子もあった。

「今回のご滞在中には、ご一家での“ドライブ”のお時間がありました。陛下と愛子さまを乗せて、雅子さまがハンドルを握り牧場内を運転されました。お車は、雅子さまの愛車だったあの“カローラII”でした」(前出・皇室記者)

 車窓からは御料地内の爽やかな新緑がはっきりと見られ、いつもとは違う雰囲気に、ご家族での会話は弾んだに違いない。

「カローラIIは、公務などに使う公用車とは別に、日頃は皇居内で管理、メンテナンスされています。ナンバープレートもついていますし、車検も通っていますから、公道を走ることも可能です。今回、ご静養に合わせて皇居から御料牧場まで運ばれたそうですよ」(宮内庁関係者)

関連記事

トピックス

ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
《小室圭さんの赤ちゃん片手抱っこが話題》眞子さんとの第1子は“生後3か月未満”か 生育環境で身についたイクメンの極意「できるほうがやればいい」
NEWSポストセブン
山本アナ
「一石を投じたな…」参政党の“日本人ファースト”に対するTBS・山本恵里伽アナの発言はなぜ炎上したのか【フィフィ氏が指摘】
NEWSポストセブン
中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
【独占インタビュー】お嬢様学校出身、同性愛、整形400万円…過激デモに出没する中核派“謎の美女”ニノミヤさん(21)が明かす半生「若い女性を虐げる社会を変えるには政治しかない」
NEWSポストセブン
今年の夏ドラマは嵐のメンバーの主演作が揃っている
《嵐の夏がやってきた!》相葉雅紀、櫻井翔、松本潤の主演ドラマがスタート ラストスパートと言わんばかりに精力的に活動する嵐のメンバーたち、後輩との絡みも積極的に
女性セブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
思い切って日傘を導入したのは成功だった(写真提供/イメージマート)
《関東地方で梅雨明け》日傘&ハンディファンデビューする中年男性たち デパートの日傘売り場では「同い年くらいの男性も何人かいて、お互いに\\\\\\\"こいつも買うのか\\\\\\\"という雰囲気だった」
NEWSポストセブン
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン