さまざまな伝説を残してきた父・西城秀樹さんを研究し、音楽の道を突き進む
YouTubeではドッキリ企画などのバラエティーにもどんどん挑戦していくというが、やはり、早くその歌声が聴きたくなってしまう。
「今年最大の目標は、まずは1曲作ること。歌謡曲、昔のバラード曲を歌うのが得意なんですけど、デビュー曲がバラードというのは少し違いますよね。ドラムも叩けるので、それも生かして胸が張れる自分らしい音楽を、じっくり時間をかけて作ります」
同じ「新御三家」で父の親友だった野口五郎(68才)には、こまめに連絡を取っている。幼少時から親戚のようにかわいがってもらってきた大先輩からは、音楽のアドバイスも授かっているようだ。
この4月にはドラム講師の紹介で、和田アキ子(74才)とも初対面。和田は西城さんの告別式の夜、青山葬儀所そばのバーで「いいヤツほど先に逝く」と、号泣したほどに仲がよかった。「いつまでも西城秀樹の息子じゃないからね。キミはキミ、頑張れ!」とハグをされたという。
「すごく大勢の人が集まった父の葬儀で流れた『ブルースカイ ブルー』は忘れられません。いつか、自分もそんなアーティストになれるように、泥臭く、一生懸命頑張ります」
さまざまな期待と応援を感じながら、いま、アーティスト木本慎之介の扉を開かんとしている。
※女性セブン2024年5月30日号
