芸能

「人生が変わりました」磯野貴理子、57才で突如ハマった“野鳥の観察” 専門知識を身につけるために『日本野鳥の会』にも入会

2025年にはデビュー40周年を控える磯野貴理子

2025年にはデビュー40周年を控える磯野貴理子

 2度の結婚、離婚をはじめ、自身の恋愛観や人生観などをメディアなどで赤裸々かつ軽妙に語り、お茶の間を楽しませてきた女優・磯野貴理子。溌溂とした声と華やかな笑顔が印象深い彼女は今年還暦を迎え、2025年にはデビュー40周年も控える。そんな節目の時期に思うことを120分じっくりインタビューすると……意外な素顔が見えてきた──。【前後編の前編】

 微笑みを浮かべつつ取材場所にやってきた“その人”が磯野貴理子だとは一瞬わからなかった。この日はデニムにパーカ、黒のベースボールキャップというラフな出で立ち。動作がきびきびとしていて若々しいのはイメージ通りだが、テレビで見せるようなテンションの高さはない。明るさこそたたえているが、語り口は落ち着いていて、こちらの問いかけに対し、丁寧に答えようという誠実さがうかがえる──それが彼女の第一印象だった。

57才で突如ハマった「野鳥の観察」

 A4サイズの紙袋を大切そうに持っていたため、それは何かとたずねると、

「この後、書道のお稽古なの」

と笑顔を見せる。書道は8才から始め、ほかにも珠算は1級。“五十の手習い”と始めた中国語では、語学検定試験2級の資格を持つ。好奇心旺盛で勉強家なのだ。

 さらに最近、夢中になれる趣味ができたという。それが、“野鳥の観察”だ。

「今日は鳥の話をしていいの? うれしいわ!」 

と何度も言い、少女のように笑う。今年、還暦を迎えた磯野だが、趣味がそうさせるのか、溌溂としている。

「鳥に興味を持ち始めたのは、3年ほど前の4月のこと。朝、自宅の窓を開けると“ツツピー、ツツツピー”という鳴き声が聞こえてきたんです。あまりにかわいらしくて、何の鳥だろうと調べたら、シジュウカラだとわかりました。写真で見ると背中が緑色でとても美しいの。こんな“子”が大都会・東京に生きているんだと感動しちゃって……。ほかにもそういう子がいるんじゃないかと、それ以来、鳥の鳴き声に耳を傾けては、その姿を探すようになりました。鳥の鳴き声は興味を持ったり、好きになると聞こえてくるんですよ」(磯野・以下同)

 それまで、東京の鳥といえば、スズメやカラス、ハト程度しか認識していなかったというが──。

「東京って意外と野鳥がたくさん生息しているんです。公園や街路樹が多いからね。いちばん驚いたのは、キツツキの一種・コゲラを見つけたとき。冬になると、枯れた木をつついて虫を食ベる姿をよく見かけます。コゲラの頭に赤い羽が生えていたら、その子はオスなんですよ。

 でね、興味を持って鳥の鳴き声を聞いていると、聞き分けられるようになったんです。街を歩いていると、“こっちでキジバトが鳴いている。あっちにメジロがいるな”ってわかるようになるの。それがうれしくて。最近は鳥の姿を見かけるだけで喜びがあふれてきちゃうの。ちっちゃくてね、かわいいし」

関連記事

トピックス

部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(時事通信フォト・目撃者提供)
《ラブホ通い詰め問題でも続投》キリッとした目元と蠱惑的な口元…卒アル写真で見えた小川晶市長の“平成の女子高生”時代、同級生が明かす「市長のルーツ」も
NEWSポストセブン
亡くなった辻上里菜さん(写真/里菜さんの母親提供)
《22歳シングルマザー「ゴルフクラブ殴打殺人事件」に新証言》裁判で認められた被告の「女性と別の男の2人の脅されていた」の主張に、当事者である“別の男”が反論 「彼女が殺されたことも知らなかった」と手紙に綴る
NEWSポストセブン
ポストシーズンで快投をみせる佐々木朗希
「ポテンシャルは大谷以上」復活快投の佐々木朗希 昭和の大投手たちが太鼓判「1年間投げ続けられれば本当にすごい投手になる」
週刊ポスト
ものづくりの現場がやっぱり好きだと菊川怜は言う
《15年ぶりに映画出演》菊川怜インタビュー 三児の子育てを中心とした生活の中、肉体的にハードでも「これまでのイメージを覆すような役にも挑戦していきたい」と意気込み
週刊ポスト
韓国の人気女性ライバー(24)が50代男性のファンから殺害される事件が起きた(Instagramより)
「車に強引に引きずり込んで…」「遺体には多数のアザと首を絞められた痕」韓国・人気女性ライバー(24)殺害、50代男性“VIPファン”による配信30分後の凶行
NEWSポストセブン
田久保市長の”卒業勘違い発言”を覆した「記録」についての証言が得られた(右:本人SNSより)
【新証言】学歴詐称疑惑の田久保市長、大学取得単位は「卒業要件の半分以下」だった 百条委関係者も「“勘違い”できるような数字ではない」と複数証言
NEWSポストセブン
本拠地で大活躍を見せた大谷翔平と、妻の真美子さん
《真美子さんと娘が待つスイートルームに直行》大谷翔平が試合後に見せた満面の笑み、アップ中も「スタンドに笑顔で手を振って…」本拠地で見られる“家族の絆”
NEWSポストセブン
国民民主党の玉木雄一郎代表、不倫密会が報じられた元グラビアアイドル(時事通信フォト・Instagramより)
《私生活の面は大丈夫なのか》玉木雄一郎氏、不倫密会の元グラビアアイドルがひっそりと活動再開 地元香川では“彼女がまた動き出した”と話題に
女性セブン
バラエティ番組「ぽかぽか」に出演した益若つばさ(写真は2013年)
「こんな顔だった?」益若つばさ(40)が“人生最大のイメチェン”でネット騒然…元夫・梅しゃんが明かしていた息子との絶妙な距離感
NEWSポストセブン
ヴィクトリア皇太子と夫のダニエル王子を招かれた天皇皇后両陛下(2025年10月14日、時事通信フォト)
「同じシルバーのお召し物が素敵」皇后雅子さま、夕食会ファッションは“クール”で洗練されたセットアップコーデ
NEWSポストセブン
問題は小川晶・市長に政治家としての資質が問われていること(時事通信フォト)
「ズバリ、彼女の魅力は顔だよ」前橋市・小川晶市長、“ラブホ通い”発覚後も熱烈支援者からは擁護の声、支援団体幹部「彼女を信じているよ」
週刊ポスト
ソフトバンクの佐藤直樹(時事通信フォト)
【独自】ソフトバンクドラ1佐藤直樹が婚約者への顔面殴打で警察沙汰 女性は「殺されるかと思った」リーグ優勝に貢献した“鷹のスピードスター”が男女トラブル 双方被害届の泥沼
NEWSポストセブン