緑の着物で観戦する「溜席の着物美人」

初日は緑の着物で観戦する「溜席の着物美人」

「最後まで見てください」と声を掛ける

 毎年11月の九州場所では控え行司のすぐ隣の溜席に15日間通い続け、ネットニュースで取り上げられたこともある「溜席の着物美人」。初場所は初日に向正面の溜席5列目中央あたりに赤の着物で座り、6日目には西溜席2列目に桜色の着物で、7日目には再び初日と同じ溜席に刺繍の入ったクリーム色の着物で登場している。

 本人に話を聞くと、「大相撲中継は世界に配信されているので、相撲文化はもちろん着物もちゃんと着て日本の文化を伝えられるように心掛けています」としたうえで、こう続けた。

「飲食はもちろん、大きな声を出しての応援をしないといったマナーはみんな守っているんじゃないですか。ただ、弓取り式が終了するまで着席しなければいけないが、これを守らない人はよく見かけます。結びの一番の勝者に代わり、弓を受けて行なう儀式ですからね。そういう人がいると“最後まで見てください”と声を掛けます」

 相撲は競技であると同時に伝統文化、神事などの側面もある。相撲ブームは喜ばしいことだが、観戦者も恥ずかしくない行為を心がける必要がありそうだ。

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