通学ルートの真下に「マンホール」が

 1月28日、埼玉の八潮市で発生した道路陥没事故。下水道管の腐食が原因とみられ、道路に突如できた大きな穴にトラックが転落した。2か月以上経った現在も転落したトラックの男性ドライバーの救出は難航している。

 埼玉県の「流域下水道管路マップ」を見ると、道路陥没が起きた「汚水幹線」と同じルートでわずか1キロほどの地点から、「汚水幹線」の真上を首都高6号三郷線が通る形で重なっていることがわかる。

 下水道事業に詳しい近畿大学経営学部の浦上拓也教授がこう話す。

「大きな陥没のリスクがある場所の条件として、いわゆるマンホールのような接続部分、つまり汚水が滞留しやすいところがあります。コンクリートなどを腐食させる硫化水素が発生するので、劣化に繋がりやすいのです。八潮市の陥没事故もマンホールの下で発生しました」

 前出のマップを見ると、悠仁さまの通学ルートと考えられる首都高6号三郷線の下にも、破損した下水道管のマンホールが設置されている。

「高速道路のような交通量が多く、振動も多い箇所で、下に通っている下水道管を破損させる恐れもまったくないわけではないでしょう。地盤が頑丈であれば、地盤が水道管や下水道管を支えてくれますが、地盤が脆弱だと様々な影響が下水道管、水道管にも影響が及びます」(同前)

 陥没が起きた下水ルートに限らず、下水道の劣化は全国的な問題になっている。通学ルートにも万全を期す必要があるだろう。

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