GENKING.が、マルチクリエーターでタレントとして一心不乱に駆け抜けた日々を語った
──まさに“分刻み”のスケジュールですね。
「私、当時ロン毛だったんですけど、寝る時間がなくて髪を毎日洗えなかったお。なぜかって言うと、ドライヤーで髪を乾かすのに40分くらいかかるから。だからずっと帽子被ってて、あれがトレードマークって言われてたんだけど、実は忙しすぎて髪の毛のケアまで手が回らなかったっていうのが理由です(笑)」
──当時は、年間何本ぐらいテレビに出演されていたのですか。
「間違いなく200本以上は出てたと思う。Instagramで番組告知をよくしてたんだけど、1日4〜5個は当たり前だった。6時からこの番組で、9時にこれ、10時はこれだよ、翌日はこれだよ、これだよこれだよ……っていうのが毎日でした。自分が芸能人になったって感覚がないまま、ワケも分からずにずっと動き続けてる感じでしたね」
──ブレイクしている当事者ながら、その感覚はなかったんですね。
「でも、『行列のできる法律相談所』の放送から1か月くらい経って、自分がテレビ番組にすごい出ていることに気づいた。家でゆっくり見る時間はもちろんないけど、収録の合間とかに楽屋でテレビつけると、自分がガンガン出てて。だから、そういうのもすごい不思議な気持ちでした」
