古田氏は「凡ちゃん」と呼ぶのだそうだ
敦也は我が従兄弟ながらスゴイ! 野球もうまいけど頭も良くて、立命館大学に一般入試で入ったでしょ。で、野球部では2年から正選手。大学野球日本一を争う試合のために上京してきたとき、敦也のオヤジに『よろしく』と頼まれ寿司を食べに連れて行ったり、中井美穂チャンとの結婚式に出席したりしましたが、今じゃ球界でナンバーワンの存在感があるでしょう。WBCの解説やって、名球会の理事長や大リーグ・ダイヤモンドバックスの臨時コーチまでして。忙しくなりましたから、もう長いこと会っていませんね」
実は、凡ちゃんも子どもの頃は野球少年だったという。
「愛媛県八幡浜市出身でして、愛媛は野球が盛んな土地柄。僕はキャッチャーじゃない。ガキ大将だったので、1番ピッチャーでした」
その後、次第に格闘技に興味が移り、高校時代には極真空手を始め、のちに柔道や少林寺拳法、ボクシングもかじったそうだ。長年トレーニングをしてきただけあり、ちょっと空手の突きをしてみせてもらっただけでも、79歳と思えないキレがあり迫力がある。
「よくケンカを売られるんですよ。自分からしかけたことはありませんが、売られたケンカは買います。ケンカをよく売られるのは目つきが悪いからかな、と思い、伊達メガネをかけ始めたんです」
おかっぱ頭は、無精な性格がきっかけだった。『街かどテレビ11:00』に出始めた頃は短いリーゼント頭だったが、忙しくて美容院へ行ったり、セットする時間がなくなってしまったのだ。
「子どもが幼い頃は『女の人みたいだから切って』とお願いされ、一緒に歩いてもらえませんでした。でも、おかっぱのイメージが強くなっちゃって、この頭じゃないと『凡ちゃんじゃない!』と嫌がられてしまうので変えられないんですよ」
