飛行機移動中の佳子さま(Xより)
周囲にSPはいたものの…
コラムニストであり、皇室ウォッチャーとしても活動する辛酸なめ子氏も「今回は訪問される箇所も多く、常に緊張されていることもあって移動中は気を緩めていたのでしょうか」と、佳子さまの心労を慮る。
ブラジルのメディア『Media Max』によると、佳子さまと同じ列の座席に居合わせた乗客は、日本語で佳子さまと挨拶を交わしたという。乗客は「普通の乗客のように搭乗し、頭を下げてからすぐに座り、周囲には警備員と思われる人たちが何人かいました。なぜ彼女が民間航空に乗っているのかは、わかりません」と取材に答えている。
「周囲にはSPの方が大勢いたようですが、通路を挟んだ反対側の同じ列には一般の方が座られていた。エコノミークラスだと客層は一般人ばかりですし、今回のようにその姿を撮影されるリスクもある。皇族としての品位を保つ振る舞いを心がけないといけないですし、お疲れのなかでのエコノミーでの移動は大変だったことでしょう」(辛酸なめ子氏)
他に交通手段はなかったのか。前出・皇室ジャーナリストが続ける。
「ブラジルの国土面積は日本の22.5倍ほど。都市と都市の移動にはかなり時間がかかります。現地の人々にとっては、長距離バスが割とポピュラーな移動手段で、貸し切ることもできたはずです。ただ、バス強盗事件も頻発しているので安全性の観点でも心配がある。
またカンピーナス空港からカンポ・グランデ空港への直行便となると、どうやらエコノミークラスしかないようで、時間的にもタイトなうえにリスク面で考えて、これ以外の手段がなかったのでは……」
ブラジルの公式訪問は15日まで続く。どうかお身体に気をつけながら、公務にあたっていただきたい。