現地の子供たちとも交流を深められた佳子さま(写真/アフロ)
「通常、皇族の方はエコノミークラスよりも上位のクラスをご利用されることが多いのですが、今回のフライトではエコノミークラスをご利用になっておられたようです。機体にエコノミーしか設備がない場合や、エコノミーの方が警備上有利といった事情があれば、そちらをご利用になることもありますが、珍しい事案だと思います。
私の記憶では、上皇陛下がアフリカ諸国をご訪問された際に、エコノミークラスをご利用されていましたね」
一般の乗客と程近くに身を置く。この状況にはさまざまな懸念を指摘する声もある。神田氏はこのように続ける。
「一般的にブラジルは日本人に親しみを持っている人が多い国として知られています。戦前に日本人のブラジル移住が進められ、現在では世界でも屈指の日系人社会を形成しています。そういった歴史的背景もあり、日本の皇族にも親しみがあり、カメラを向けたのかもしれません。
しかし寝顔を撮影するというのは、警備する側としては肝が冷える事案だったのではないでしょうか」
日本を超えた佳子さまの人気ぶりが思わぬ事態を招いてしまったということか──。