津田若頭補佐の葬儀は倉本組本部がある和歌山市内で執り行なわれた
全国のヤクザトップが弔問に
その後、葬儀場には全国の暴力団トップが相次いで弔問に訪れた。稲川会(東京)、親和会(香川)、東声会(東京)、共政会(広島)、福博会(福岡)、合田一家(山口)、松葉会(東京)、双愛会(千葉)、会津小鉄会(京都。以上順不同)と、いずれも六代目山口組と親戚・友好団体のトップ、最高幹部が六代目山口組の若頭補佐、直参組長の送迎のもと参列した。
通夜は1時間ほどで終了。その後、竹内若頭、若頭補佐、直参組長が姿を現し、来客のお見送りとなった。稲川会の内堀和也会長が車に乗り込む際には、兄弟盃を交わしている竹内若頭が「ありがとうね」と声をかける場面も見受けられた。前出・実話誌記者がこう指摘する。
「弔問に訪れた組織はいずれも7月1〜3日に司組長に暑中見舞いの挨拶に訪れたばかりですが、どの組織も欠けずに参列していたことから六代目山口組との密接な関係が伺えました」
一方で来客の多さに加え、メディア、警察関係者で葬儀場入口では混雑が生じていた。竹内若頭自ら指示を出す場面も見受けられ、前出・実話誌記者も「それだけ津田若頭補佐が急逝だったということでしょう。このご時世、ヤクザは葬儀場を探すのも一苦労と言われますが、それが山口組の若頭補佐クラスとなると相当なものだろう」と漏らす。
客人の見送りが終わると司組長も会場を後にしたが、姿を撮影しようと駆け寄ろうとするメディア、警察関係者を、森尾卯太男本部長や中田浩司若頭補佐が体を張って制していたのが印象的だった。