2024年に行われた日中韓首脳会議(時事通信フォト)
韓国の右翼系市民「20〜30代の若者が多い」
反中デモの中心となっているのは、保守系・右翼系の市民団体に属する人々だ。その多くは尹錫悦前大統領の熱心な支持者で、特筆すべきは20~30代の若い参加者が多い点だ。
「尹の支持者による青年組織『自由大学』『反共連』など5つほどのグループが主催母体。彼らはインターネットを通じて結集、動員されている。活動拠点は主に明洞や大林洞、建大大学周辺など中国人観光客や華人住民の多い地域です。
掲げるスローガンや要求は多岐にわたるが、その多くは『反中国』『反共産主義』『愛国主義』の3つに分けられます。中心的なスローガンは『China Out!(中国は出て行け)』『習近平アウト』『CCP(中国共産党)アウト』など、中国政府や共産党そのものを非難・排斥するもの。実際の在韓中国大使館前の集会では〈習近平政権を倒せ〉と書かれたプラカードや、〈中国共産党は解体しろ〉という横断幕も目立つ」(前出・在韓ジャーナリスト)
11月22日夜には、ソウルの繁華街・弘大で市民300人ほどが参加する大規模デモもあった。参加者は隊列を組んで繁華街を行進し、拡声器でシュプレヒコールを連呼。これをきっかけに、日本でも「中国ヘイト」拡大が認知されるようになっている。
連日、韓国の街を賑わせている反中デモ。この社会現象を国内に住む人々はどう見ているのか。続く記事では対中感情の変遷や、韓国人の“本音”などについても解説する。
(後編につづく)
