炎鵬による再興の行方は
今回の改名によって伊勢ヶ濱部屋の31人の力士のうち、四股名に「富士」がつかないのは炎鵬と御室岳の2人だけとなった。前出・相撲担当記者が言う。
「御室岳は朝日山部屋が閉鎖されたことで転籍となった力士で、父親は元十両の萩山。序二段在位106場所の38歳で、改名しないのも納得できるが、もうひとりの炎鵬は白鵬への忠誠心から改名しなかったのではないかと見られている」
宮城野部屋再興にあたっての後継者は幕下の炎鵬だと見られてきた。年寄名跡襲名の基準となる関取通算30場所以上に1場所足りないが、初場所は東幕下11枚目と再十両が狙える位置で土俵に上がる。前出・相撲ジャーナリストが言う。
「条件を満たせば先代の伊勢ヶ濱親方(元横綱・旭富士)が名乗っている『宮城野』を襲名し、部屋を再興させることになると見られてきた。部屋継承は理事会の承認が必要になるなどハードルは決して低くないが、そのうえに今回の旧宮城野部屋力士の改名によって、再興が叶ったとしても弟子がゼロの状態でのスタートになるのではないかと見られている」
弟子たちの四股名から白鵬氏の名残が消えたなか、宮城野部屋が再興されるのか、今後の展開が注目される。