関節リウマチの影響で、歩行は完全に不可能(本人提供)
──志茂田さんは自宅で家族に見守られながら介護生活を送っています。絆が深い家族にはどんな想いでしょうか。
「同居ではありませんが、長男夫婦、次男夫婦ともに在宅介護に理解があり、協力的です。妻は僕より8歳年下の77歳ですが、本当に献身的に介護してくれます。
私たちは常にこれから先のことを考えています。1、2年先には体力的な問題で妻による介護は厳しくなるかもしれないと思うことがあります。
そのようなときには介護の枠外になりますが、妻の介護を少しでも和らげるために介護を手配するつもりです。さらにその先のことは妻の健康状態が予測できたときに考えるつもりです」
──以前にも増して、85歳にしてXでファンの方たちと意見を交わされています。
「ファンの方々からの僕のXの投稿にいただく返信には、大変嬉しく感動的で自然に頭が下がります。皆さんからの励ましの言葉は、本当に僕を前向きにさせてくれます。創作意欲も燃える炎のようにしてくれます。
そして、どなたのお気持ちの底には『無理はしないで』という深い労わりが横たわっています。けして無理はしません。あせらず、楽しく、カタツムリのあゆみで日々を楽しんでおります。この場を借りて改めて御礼申し上げます。メールや、手紙で励ましていただける読者の方々にも厚く感謝申し上げます」
固定観念に左右されない、柔軟で幅広い志茂田さんの思考は虹色の髪の色のようだった。まだまだ世の世相を作品に描き続けてほしい。
(了。前編から読む)
