容疑者の生家
「1月11日に警察がぞろぞろと…」
「ちょうど成人式があった11日のことです。大内さんのお宅の下の道路に警察の車両が5台以上ずらっと並んでいてね。朝から晩まで、家宅捜索のようなことをしていたみたいです。なんだろうと不思議に思っていたんですが、まさか拓実くんが逮捕されるなんて……」
大内容疑者は1997年生まれ。JR水戸駅から北に車で40分ほどの距離にある村落で育った。
「2人兄弟で、お兄さんがいます。小学校のときは、年下だったうちの子を学校に連れていってくれたり、お世話をしてくれたりしていて、すごくいい子だったんです。高校に入るとやんちゃな子と付き合うようになったのか、たまにご自宅にうるさいバイクが集まるようになりました。なのでグレちゃったのかなという印象もあります。
高校を卒業してからは地元を離れたと聞いています。それが県内なのか、東京なのかはわかりません。2〜3年前に仕事を辞めて実家に戻られたみたいで、運輸関係の仕事をしながら、お父さんの畑とかを手伝っていましたね。回覧板を回しに行くとたまに拓実くんが挨拶してくれました。そこまでワルな子じゃないですよ」(同前)
さらにこう続ける。
「でもお父さんによると、1年ほど前にその運輸業の仕事も辞めてしまったそうです。なんの仕事かはわかりませんが、夜に出ていって、朝に帰ってくるような生活をするようになった。いわゆる“夜の仕事”をしていたのかなとは思っていましたが……どうしてこんなことになってしまったのか」
小さな村落から事件の被疑者がでたことに、この女性以外の地域住民も驚きを隠せない様子だった。容疑者の隣家に住む70代の男性も、こう肩を落とした。
「11日だっけな、警察がきていたのを見て『何があったのかな』という噂にはなっていたけど、まさか拓実くんがね……。拓実くんだけじゃなくて、あの子の年代の子らはみんな地元から出ていってしまっていないよ。女の子の出入りとかも特になかったな。
学生のときは、真面目に学校に通っていい子だったのにな。ほとんど関わりないけど、まさかこんな事態になるなんてびっくりしたよ」
記者は容疑者の実家にいた父親とみられる男性にも声をかけたが、「今は何も言えませんのでお引き取りください」と言うのみだった。
事件の真相究明は始まったばかりだ──。
