安倍晋三・元首相の銃撃現場で取り押さえられる山上徹也
被告。この時、奈良教会では佐藤議員の「応援集会」が行われていた(朝日新聞社/時事通信フォト)
山上被告が明かした「高市側近」への思い
自民党と旧統一教会の関係をめぐっては、1月8日発売の『週刊文春』が教団の内部文書、通称「TM(真の母)文書」の存在をスクープした。
「TM特別報告」と題された文書の作成を認めた当時会長の徳野英治氏は、自身のXで「極めて私的なもので、(中略)個人的意見や希望的予測なども多く含まれています」としたが、複数の自民党議員と教団の繋がりが記されている。
文書には、件の銃撃事件前後の経緯についても記されている。まさに山上被告が安倍元首相を撃った際、応援演説を受けていた佐藤啓・参院議員(現・官房副長官)をめぐっては、銃撃事件当日のこととして以下のような記述がある。
〈本日、勝利に向けた全食口(編集部注・旧統一教会の会員を指す)総動員・天心苑祈祷出発式が終わり、自民党奈良県公認候補の佐藤啓候補者の応援集会を10時から行いました。候補者本人は11時からある大和西大寺駅前での安倍元総理の応援演説があるため来られず、夫人が代わりに来て奈良教会で応援集会を行いました〉
佐藤議員は文書の該当部分について「週刊ポスト」の取材に対し、「私の代理として妻がお尋ねの『応援集会』に参加したことは事実ですが、同集会が開催された経緯は承知しておりません」などと回答した。
高市早苗・首相の側近でもある佐藤議員は、第二回公判に検察側の証人として出廷。「私のせいで安倍先生は命を失ったという自責の念が堪えない」「(被告人の銃撃は)許されない行為」などと証言していた。
エイト氏によれば、冒頭の面会で山上被告はTM文書の当該部分の内容をめぐり、こう語っていたという。
「文書が先に出ていたら、(佐藤議員は)証人として採用されていなかったのかもしれませんね」――。
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1月26日(月)発売予定の「週刊ポスト」では、山上被告がエイト氏に明かした旧統一教会問題への思いや、進めるべきTM文書の検証、そして山上被告の今後の動きの予測などについて、詳しく報じている。
※週刊ポスト2026年2月6・13日号
