千原ジュニア一覧

【千原ジュニア】に関するニュースを集めたページです。

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TV界で言われる「4630万円誤送金は”数字”が取れる」、『ゴゴスマ』は視聴率上昇
 ワイドショーなどで連日伝えられている4630万円の誤送金事件。18日には田口翔容疑者が逮捕された。各局こぞって長尺で報じており、とりわけ力を入れて伝えていた『ゴゴスマ~GOGO!Smile~』(CBC・TBS系)は視聴率が上昇。なぜこれほど視聴者の注目を集めるのか? コラムニストで放送作家の山田美保子さんが分析する。 * * * 山口県阿武町がコロナ関連の給付金4630万円を誤って一人の男に振り込んだ問題は、ここ数日、約2時間ぶち抜きで報じた『ゴゴスマ~GOGO!Smile~』を筆頭に、連日ワイドショーが長尺で報じていた。どうやらこのニュース、数字をもっていたらしい。 その視聴率が話題になったのは、12日放送の『ゴゴスマ~』が、関東地区の世帯平均視聴率(速報値)で5.6%を記録。同時間帯でトップになったことが翌13日、ビデオリサーチの調べでわかり、スポーツ紙のWEB版などに取り上げられたのだ。 御存知のとおり、真裏には『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ・日本テレビ系)があり、これまでにも『ゴゴスマ~』は何度か視聴率で『~ミヤネ屋』を抜いたことがネットニュースになった。が、その後はまた『~ミヤネ屋』の優勢が続いたのに、今回は、『ゴゴスマ~』=JNNが取材力でもNNNをリード。阿武町役場から中継を入れたり、町長の会見をすぐに流したりと番組中に「速報」を連発している。18日には、「口座残高 6万8000円 男性(24)の出納記録」なるサイドスーパーと共に、通帳をエクセルで打ち直したと思われる口座の記録をフリップにして出していた。「なぜ返さないのか」石井アナのコメントに共感も コメンテーターらがその入手先や「こんな個人情報を出していいのか」と訝るなか、MCの石井亮次アナは、フロアディレクターに確認をとりながら、進行していくのだ。石井アナは、多少ぐいぐい進行しても視聴者の反感を買わない得なキャラクターであるうえ、フリーアナではあるものの独立してから2年。出身局の番組をそのまま続けているせいもあるのか、庶民というスタンスがとれる。「これ、税金ですよ」「なぜ返さないのか」といった石井アナのコメントは視聴者にストレートに伝わるのかもしれない。同アナはこのニュースのお陰で、さらに人気を上げたように思う。「お風呂に入るから1時間くれ」「今日は手続きしない」「後日、公文書を郵送してほしい」から「ネットカジノで使ってしまった」まで、当該の男の言動を繰り返し伝える石井アナと、その説明にいちいち新鮮に驚くレギュラーコメンテーターたち。弁護士や元・代議士もいるが、松本明子、岡田圭右、大久保佳代子、鈴木紗理奈、千原ジュニア、ユージら、専門家というよりは視聴者に近い目線や感覚をもつコメンテーターが多いのも、このネタに限っては視聴者が『ゴゴスマ~』にチャンネルを合わせた理由だろう。 ちなみに前述の出納記録は、当該の男の弁護士により提出されたもの。同時間帯、『~ミヤネ屋』には、阿武町議会議員やメガバンクの元支店長ら、コメンテーター以外の専門家をリモートで繋いでいたのだが、出納記録が画面に出てきたのは『ゴゴスマ~』よりもだいぶ遅く、しかも、慌ててコピーしてフリップに貼り付けたようなモノだった。やはり、このネタに限っては『ゴゴスマ~』に軍配が上がりっぱなしのようである。上島さんの訃報など悲しいニュースが続いていた 最近のワイドショーは、ウクライナ情勢がトップニュースで次にコロナ、そしてこの1週間は、山梨県道志村の女児失踪事件の続報とダチョウ倶楽部の上島竜兵さんの訃報が占めていた。つまり、直視するに堪えない悲しいニュースばかりだったのである。 そこに、何度、経緯を説明されてもツッコミたくなるポイントが満載であるうえ、ロン毛でイケメンの「見た目は今どきの青年」(町民の証言)だという男は、同級生がマスコミに提供したと思われる小学校の卒業アルバムによれば、「持ち金をつかいはたす」(“もしも地球最後の日が来たら”という問いに対し)とか、「ロト6のばんごうをみらいにみにいく」(“もしも、タイムマシンがあったなら”という問いに対し)、さらには「造へい局の、しょくいん」を将来の夢とするなど、その頃からお金に執着している。「なんで、そんな子の元に」と千原ジュニアが驚いていた。確かにこのニュース、何年か経っても『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)のような番組で取り上げられそうな香ばしさをもつ。 誤送金に気づいてすぐに阿武町の職員が自宅を訪ねたとき、入浴を理由に1時間、職員を家の外で待たせたこと。その後、2時間かけて役場の職員と銀行を訪れる道中、既にスマホでお金を他口座に移していた可能性もあるのに、IT弱者の役場職員がそれに気づかなかった可能性もある。 昨今、各ワイドショーには必ず弁護士が出ているが、橋下徹氏をはじめ、今回は先生方の意見や見方が100%一致しておらず、「罪になるのか否か」「なるのなら、どんな罪になるのか」「お金は戻ってくるのか」から“返還の難しさ”まで、意見はさまざまだ。 なぜ、このニュースにこうも数字があり、人々が興味津々で見守っていたのか。それは、本来なら均等に配られるはずだったコロナ関連の給付金であること。さらに元は“税金”であり、もしも本当に誤送金された24歳の男が返金しないことになると、近年、視聴者がもっとも嫌う“ズル”と“不公平”に繋がるからである。何かの不正をして一瞬でも懐が潤ったと報道された有名人が、その後なかなか本格復帰できないのと同じく、「なぜ、あの人だけが得ができたのか」という憤りが関心に直結しているのだ。 阿武町役場が支給される世帯を記録した“フロッピーディスク”を銀行に提出し、その5日後に、振込依頼書をもっていったことや、銀行は一世帯に4630万円を振り込んだ“後”に、町役場に連絡をしたことなどに視聴者=納税者がモヤモヤ感を抱き続けていることも数字に繋がっている。 もちろん、阿武町役場や町民の皆さんは絶対に笑えないだろうし、一刻も早く全額を返金してもらいたいと思っているに違いない。同時に、銀行に誤った書類を提出してしまった新人職員一人に責任を押し付けるようなことがあってはいけないし、自分たちの非を棚に上げて、当該の男の前で”上から“な言動をしなかったかどうか。裁判では、阿武町側の経緯も明らかにされるべきだろう。また、Iターンや移住就労支援に力を入れている他の自治体が「もしも、我が市町村で、こんなことが起きてしまったら」と迎え入れに消極的になってしまいかねないことも懸念される。 当該の男が逮捕された翌朝も、事の顛末が気になって気になってしかたがない視聴者が生ワイドにチャンネルを合わせている。このニュース、しばらく長尺で報じられることと思う。◆山田美保子 『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!』(メ~テレ)、『アップ!』(同)、『1周回って知らない話』(日本テレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)などに出演中。CM各賞の審査員も務める。
2022.05.19 12:00
NEWSポストセブン
渡部
「V字回復」という声も出る渡部建 芸人にイジられ話題に、有吉との共演あるか
 あの“元売れっ子芸人”が息を吹き返しそうだ。1年8か月の活動自粛を経て、2月に『白黒アンジャッシュ』(千葉テレビ)で復帰したアンジャッシュ渡部建(49才)。お詫びと釈明に終止した復帰初回は笑いが一切なく、「まるでお通夜」との感想が寄せられたが、芸人仲間の協力で少しずつ勘を取り戻し、イジられ芸人として活路を見出しつつある。『白黒アンジャッシュ』はゲストを呼んでトークする番組だが、渡部の復帰以降、三村マサカズ(さまぁ~ず)、劇団ひとり、千原ジュニアと大物が連続して出演。彼らの遠慮ないツッコミで、渡部を活かすやり方が見え始めてきた。「三村は冒頭で『久しぶりの人だ』といったイジったぐらいで、見るからに探り探りといった様子でしたが、一気に風向きが変わったのが劇団ひとりの回。『渡部さんのおかげで気が引き締まった芸人、多いですからね』『謹慎中に食べた一番、うまい料理は?』と、騒動についてイジりまくり、続く千原ジュニアも渡部をイジり倒したことで、借りてきたネコのような状態だった渡部が徐々に発言するようになりました。 渡部が謹慎中に寿司や焼き肉を食べに行ったと話すと、劇団ひとりが『全然反省してないな』とツッコんだり、文春の記者に直撃されてから不倫が世に出るまでの心境を千原ジュニアがほじくるシーンは、これまでのトークバラエティで見たことがないパターン。あえて強めにイジることで、昔のような渡部のツッコミを引き出すテクニックは流石でした」(テレビ情報誌記者) これだけ多くの芸人仲間が手を差し伸べるのは渡部の人徳なのか、それとも“オイシい”と思ったのか。鬼越トマホークの坂井良多は、4月13日放送の『あちこちオードリー』(テレビ東京系)で、渡部のV字復活を予言した。こうなると期待されるのは、当代きっての売れっ子・有吉弘行の参戦だ。渡部は自粛前、有吉とマツコ・デラックスがMCを務める『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日)のグルメ企画にたびたび登場。有吉と舌戦を繰り広げてきた腐れ縁だ。「渡部が自粛に入ると、芸能人の誰もが渡部の話題を避けましたが、有吉だけは別。『渡部さんって刑務所入ってるの? ずいぶん見ないけど』『渡部のことを話題にするとニュースになる』といった具合に、定期的に『かりそめ天国』で渡部の名前を出し、4月15日の放送でも『(復帰)おめでとうございます!』と、渡部の話題に触れました。 渡部の扱いについては、復帰に際して『白黒アンジャッシュ』のネットから降りる局が現れるなど、まだまだ逆風は強いですが、これまで高飛車なキャラだった渡部がとことんイジられる姿はテレビ的にいかにも面白く、使うなら今という声も出始めている。『白黒アンジャッシュ』は現在、関係者にとって要チェックの番組になっており、『どこが最初に渡部を使うのか?』と、キー局は腹のさぐりあいをしている状態です。 有吉が番組であれだけ渡部の名前を出すということは、2人が連絡を取り合っている可能性もあります。『かりそめ天国』に出れば相当な視聴率を取るのは間違いありませんし、有吉にとことんイジり倒されることで“禊ぎは終了”という雰囲気が生まれそう。有吉の事務所、テレビ局、スポンサーがOKするかどうか、ハードルはなかなか高いですが、劇団ひとりや千原ジュニアが本格復帰への道筋をつけたところで、いよいよ“本命”の登場が期待される状況です」(芸能関係者) グルメの渡部を、有吉は“美味しく”料理できるか。
2022.04.19 16:00
NEWSポストセブン
復帰を果たしたばかりの渡部も標的に
誰でも起こしうる隣人トラブル 渡部建は水漏れで住人に歯切れの悪い対応
 主人公・中越チカラ(松本潤)が、引っ越し先のマンションの住民たちの悩みやトラブルを解決するドラマ『となりのチカラ』(テレビ朝日系)が話題を呼んでいる。ドラマと同様に、誰もがさまざまな隣人トラブルに巻き込まれる可能性がある。自分が被害者になることもあれば、加害者になることもあるだろう。そして、それは有名人でも同じことが言えるはず。実際に、隣人トラブルが報じられている芸能人も少なくない。設楽統、豪邸で起きた境界線トラブル バナナマンの設楽統が2017年に都心のど真ん中に建築した、地上3階建ての堂々たる豪邸で、隣人とのトラブルが発生した。 もともと一区画の宅地をビルオーナーと設楽が分けて購入して、それぞれの建物を建てる形で話が進んでいったのだが、ビルオーナーが“ここからはビル側の土地”と置いた目印のコンクリートブロックが、なぜか設楽邸の一部に“擁壁”として入れられてしまったというもの。 ビルオーナーは再三のクレームを訴えるも、設楽の事務所から「設楽と接触しないで」と言われたほか、設楽本人も話し合いに出てこなかったため、話はこじれていった。 結局、設楽側がその擁壁を取り壊すことで両者は合意したというが、日取りや費用の面など円満解決までには至っていないという。千原ジュニア、若槻千夏 芸能人マンションならではのトラブルも 芸能人が暮らすマンションは、テレビ局や劇場など、彼らの主戦場からアクセスがよく、セキュリティーが万全なところが選ばれがち。そのため、そのお眼鏡にかなう物件はほかの芸能人とかぶることも珍しくない。 ここ数年“再ブレーク”が続く若槻千夏も、2011年頃住んでいた東京都渋谷区内のマンションが、偶然、千原ジュニアと同じだったという。しかも駐車場は隣同士。若槻は初心者だったが長さ5.2mの“アメ車”(アメリカの自動車メーカーの車)を運転していたため、中途半端に駐車してはジュニアの車がスムーズに出せないという事態が発生していたのだとか。 何度も切り返しをして出庫するはめになったジュニアは、エレベーターなどで若槻に会った際に「もうちょっと後ろ下がってくれたら助かるわ」と声をかけるように。それに対し若槻は「それがストレスで引っ越しました」と明かしている。におい、糞始末、噛みつき…と問題多発 2011年5月、反町隆史と松嶋菜々子夫妻の飼い犬だったドーベルマンが同じマンションの住人に噛みつき、けがを負わせてしまったことから、被害者の女性はマンションを退居。管理会社から、事件がなければ得られるはずの家賃収入を請求され、結局1725万円の支払いを命じられた。 また動物好きで知られる森泉は、21種類30匹のペットを飼育していた2017年、近隣住民から動物たちのにおいや動物を洗った汚水が流れ込むことについてクレームを寄せられた。 同じく2017年、蓮舫の母親がリードなしで愛犬を散歩させたり、糞の始末をせずに立ち去ろうとすることから、近隣住民から批判が生じた。隣人へも歯切れの悪い対応を 2020年8月上旬、“多目的トイレ不倫”で活動自粛中だったアンジャッシュの渡部建が、妻の佐々木希と長男とともに住む超高級マンションのベランダで水漏れトラブルを起こし、階下の住人から苦情を受けた。 住人は、水が落ちてくる前に子供と男性の遊ぶ声が聞こえたことと、水の量がバケツ1杯分はあったことから、「マンション内で禁止されているプールでは」と疑ったが、渡部の言い分は「自分の不在中に、知人男性がモップで水掃除しながら子供と遊んでいたら、非常階段から水が漏れてしまった」というもの。渡部から直接の謝罪が一言もないこともあり、住人の不信は拭えていないことが報じられた。※女性セブン2022年4月7・14日号
2022.03.30 16:00
女性セブン
復帰を果たしたばかりの渡部も標的に
渡部建の復帰番組、相方による“公開説教”に苦言続々 舞台から出直しが懸命か
 不倫騒動により芸能活動を自粛していたアンジャッシュ渡部建(49才)が15日、コンビで持つ冠番組『白黒アンジャッシュ』(千葉テレビ)で復帰を果たした。注目された復帰一発目の放送では、神妙な顔を一度も崩すことなく反省の色を示した渡部だが、芸能界の仲間からは厳しい声も寄せられ、芸能活動の先行きが早くも不安視されている。 芸能界きっての売れっ子から一転、1年8か月もの活動自粛を余儀なくされた渡部。どんな形で復帰するのか、注目を集めた2月15日放送の『白黒アンジャッシュ』だったが、2人が選んだ方法は、ごまかしなど一切ない“ストロングスタイル”だった。「芸人であれば、騒動をネタにしたり、視聴者を笑わせることでウヤムヤにする方法もあったはずですが、渡部と児嶋一哉は濃紺のスーツに白いYシャツというかたい衣装で登場し、まるで追悼番組のような雰囲気。『お前は調子にのってた』『奥さんは応援してんの?』『何であんなことしちゃったんだろうね』と、児島が渡部をひたすら叱責し続け、完全に“公開説教”でした」(テレビ情報誌記者) 不器用だが彼らなりの誠実な方法で復帰を模索したアンジャッシュ。しかし芸人仲間の声は辛辣だった。 おぎやはぎ矢作兼がラジオ番組で「渡部さんって笑っちゃだめなの?」「反省モードなのはわかるけど。それ30分ずーっとだぞ」とツッコめば、今田耕司は関西のバラエティ番組で「あんまりコンビの距離は縮められてない感じ」とコメント。テリー伊藤も、「2人の友情話してたじゃないですか。あんなの正直どうでもいい」と苦言を呈するなど、『白黒アンジャッシュ』の番組内容を疑問視する声は少なくない。太田光、千原ジュニアは「舞台なら大歓迎」『白黒アンジャッシュ』での復活劇については、テレビ局関係者も“失敗だった”と語る。「芸人は人を笑わせてナンボ。それが出来ないなら、せめてコンビ仲の良さをアピールしたり、渡部の人の良さをアピールすれば良かったんです。けれども児島は、渡部を叱責する中で『人間性の部分は大っ嫌い』と言い放ちました。これには“児島が頭を下げるなら、一肌脱ぐか”と思っていた関係者もドン引きしたはずです。 今後の活動を考えたとき、一番の問題はスポンサーです。いくら渡部が謝罪したところで、“多目的トイレ”のインパクトが強すぎて、とりわけ女性層の嫌悪感は拭えません。女性をターゲットとするスポンサー企業は、渡部が番組に出ることをなかなか認めないでしょう」(テレビ局関係者) それでも芸人としてやっていくなら、残された場所は「舞台」だ。爆笑問題・太田光は『サンデー・ジャポン』(TBS系)で「タイタンライブなら大歓迎」と話し、千原ジュニアは『ゴゴスマ』(同)で「『チハラトーク』(千原が毎月開催している舞台)に呼びたい」と話すなど、各方面からラブコールは寄せられている。「テレビで放送されないライブならアンジャッシュにもチャンスはあるでしょう。お笑いライブに見に来るのは、大笑いしたくてウズウズしている人ばかり。ネタさえ面白ければ、渡部のバックグランドなど気にせず大笑いしてくれるはずです。 ただし不祥事に関しては、まったく触れないのは不自然ですし、露悪的に盛り込むのもタチが悪いですし、相当に神経質にならざるを得ない。ライブにネタをかけて客の反応を探りながら、OKラインを探っていけば、少しずつ道は拓けていかもしれません」(お笑い関係者) 大変な作業だが、果たして児島はそれに付き合ってくれるのだろうか。
2022.02.22 07:00
NEWSポストセブン
千原ジュニア「YouTube週5日配信」有吉とは真逆のバラエティ論
千原ジュニア「YouTube週5日配信」有吉とは真逆のバラエティ論
 5月某日の深夜、左手に持ったスマホを見ながら歩くレザージャケットにデニム姿の千原ジュニア(47才)。前回の東京五輪が開催された1964年製の旧車「プリンス グロリア スーパー6」に乗り込み、家路を急ぐ。最近の彼はイライラすることが多いようだ。 その夜、彼が出演していたのはTOKYO FMの「TOKYO SPEAKEASY」。親交の深い芸人・三又又三(54才)と一時間にわたってサシトークをしていたのだが、生放送中に先輩である三又に対し、何度かイラ立ちを隠せない瞬間があった。 同番組を聞いていた芸能関係者は「たしかに、三又さんがいつものようにトークでスベると、不快感を露わにするシーンがいくつかありましたね。というのも、この番組は三又さんからのリクエストにより実現した企画。それなのに、三又さんのトークはやはりグズグズ。そのため『夜中に呼び出しといて、そんなに手ぶらなんですか!?』と、トークをしっかり準備してこなかった三又さんに対してイラついた様子でしたが、おそらくあれは本心でしょうね」と苦笑いする。 しかし、千原ジュニアのイラ立ちはこの夜に限ったことではないという。 お笑い業界に詳しい某放送作家は「ジュニアさんは芸人偏差値が極めて高い人。大喜利、トーク、企画、ロケなどなんでも全方位的にできるのは誰もが認めるところですが、最近は第七世代の台頭もあり、テレビで“お笑い”をやれる場所がほとんどない。全盛期に比べてレギュラーも減った。準レギュラーは今も多いですが、それも俳句をやったりクイズに答えたりと、いわゆるタレント業がほとんど。そこでもしっかり爪痕を残してしまうため、その手の番組では今も引く手あまたですが、本人からすると『俺はもっとお笑いをやりたいのに』というイライラが募っているのです」と分析する。 その結果、ジュニアは、今はふたつのYouTubeチャンネルを持ち、そこでお笑い欲を満たしているという。 実際、彼のYouTubeは視聴者との大喜利や旧車企画など、お笑い企画から趣味ネタまで網羅。動画の完成度も高く、個人の『千原ジュニアYouTube』と、小藪一豊とフットボールアワーと4人でやっている『ざっくりYouTube』はともに人気チャンネルとなっている。 前出の放送作家も「『ざっくりYouTube』のほうでやってる、『世にも奇妙な物語』に出てきそうなタイトルをもとにタモリさんのイントロトーク風に喋るという『ストーリーテラー大喜利』や、事前に用意されたオチっぽいフレーズが書かれた札でオトす『オチサイレントトーク』などは、ジュニアさんが深夜番組でやりそうな純度100%のお笑い企画。 また、個人チャンネルで見せる旧車やアート作品群は、ジュニアさんのセンスがほとばしっていて本当に凄い。このつの2チャンネルで週5日も配信しているので、もはや立派なYouTuberですね(笑い)」と高く評価する。 とはいえ、YouTubeを高頻度で配信していても、ジュニアのお笑い欲は満たされないようだ。ジュニアに親しい番組ディレクターは「やはり、ジュニアさんはテレビでお笑いをやりたいという意思が強い。でも、YouTubeで見せるような純度100%のお笑いをやりたがるスタッフがなかなかいないんです。実際、彼のYouTubeはジュニアさんの座付き作家や近しいディレクターが制作していますが、最近のテレビ局制作のバラエティ番組はスタッフがすべて決めます。自分のスタッフで自分の作りたいお笑い番組をやるというのは松本人志さんの手法ですが、それはあくまでも松本さんだから成立する話で。 ジュニアさんはそのスタイルにこだわるがあまり、局制作のバラエティで彼の冠番組を作りたがるスタッフというのがほとんど出てこない。以前、有吉弘行さんが自身の番組で『番組が面白くなるかどうかはスタッフ次第。なので、タレントは口を出さないほうがいい』という趣旨の発言を展開してましたが、だから有吉さんにはレギュラー番組のオファーがたくさん来る。つまり、プレイヤーに専念しなければ、テレビでお笑いなんてなかなかできないという現実があるんです」と語る。 今もストイックに笑いの道を突き進むジュニア。“孤高のカリスマ”のお笑い欲が満たされる日は来るのだろうか。
2021.06.05 16:00
NEWSポストセブン
残念な兄のはずの千原せいじがモテる理由(イラスト/ヨシムラヒロム)
千原せいじがモテる理由 そのYouTubeに男の生き様を見た
 テレビやメディアの報道だけでは、有名人の本当のパーソナリティはわからない。当たり前のことだが、よく見かける姿に惑わされがちだ。お笑いコンビ千原兄弟の兄、千原せいじに対する大雑把なイメージは「さえないおっさん」ではなかろうか。ところが、実際にはかなり女性にモテているらしい。イラストレーターでコラムニストのヨシムラヒロム氏が、YouTuber千原せいじのトーク力から、本当にモテる男のあり方について考えた。 * * * キングコングの梶原雄太が「カジサック」名義でYouTuberとなり大成功を掴んだ。以降、「二匹目のドウジョウ」を狙う吉本芸人が続々とYouTuber化している。数ヶ月前まで芸人とYouTuberには明確な差があり、前者が後者に勝る存在だと認識していた人は多いと思う。しかし、二足の草鞋を履く芸人が増加した現在、その差は曖昧になる一方だ。 芸人YouTuberは、特技を披露したり、テレビに似た企画を行ったり、と様々な趣向を凝らした動画を配信している。その中でも異彩を放つのが千原兄弟の兄・千原せいじがメインを務めるチャンネル『きいたんやけどおじさん』。「井戸端会議バラエティー」と称したチャンネルでは毎回「きいたんやけど……」を枕詞に千原せいじが各所から仕入れた話を披露していく。端的に表すと「陰謀論めいた話で盛り上がろう」といった趣旨の動画である。 11月21日に配信がスタートし、12月10日までに6本の動画が公開されている『きいたんやけどおじさん』。その全てを鑑賞したが、特に記すべき点はない。ただ、動画を観ているうちに、千原せいじがなぜモテるのか……が図らずも見えてきた。動画には、わずか半年で2度も不倫騒動が表沙汰になった芸人の生き様が刻印されていた。 まず、最初に観えてきたのが千原せいじのコミュニケーションセンスの高さである。 コミュニケーションにおいて対等であることは難しい。長年付き合っている知人ですら上下は存在し、会話のベースはイジる役とイジられ役で成り立っていることが多い。また、シチュエーションやシーンによって役柄が変化することも……。たとえば、地元ではイジり役だが、社会ではイジられ役になっている人もいるだろう。 芸人の世界ではこういった交代劇が公私に渡り、繰り広げられている。テレビで千原せいじを観た場合、弟・千原ジュニアから「残念な兄」と紹介され、イジられる役となる。しかし『きいたんやけどおじさん』では、聞き手となる後輩3人を相手に饒舌な語り口を披露する。つまり、YouTuber千原せいじはイジる役である。「イジる」と「イジられる」の関係は、群れの中でのマウンティングに似ている。あるグループのなかでボスになるか、部下になるかはモテを決定づけるうえで重要なポイントだ。高崎山のボスザルをめぐる攻防を思い起こすまでもなく、一般的にはボスのほうがモテるわけだ。千原せいじ含めた全ての芸人がモテを目指し、イジり役の時間を増やそうとするのは必然の現象である。 多くの女性は「優しい人が好き」と言う。しかし、相手の立場を思いやって強いことを言えない優しい人はイジられ役に回ることが多い。つまり、優しい人はどうもモテの土俵でウケが悪い。そういえば『「いい人」ほど収入が少なくなる』といった嫌な研究結果もあったなぁ……。「がさつ」なイメージが強い千原せいじだが、動画を観ている限り、雑味以上に人間的な凄みを感じることが多かった。大人になると社会に対してどこか諦めた見方を身につけ、何事に対しても一線を引くものである。しかし、千原せいじは子供のように素直な感情をストレートに体現する。 その素直さをみると、各所から「陰謀論めいた話」が舞い込んでくることも理解できる。情報を提供すれば嘘がない笑顔で喜ぶだろう。ネタ元としては眉唾でも面白い話を話したくなる、といった気持ちにもなる。 千原せいじほど表情を変えて話す大人もいない。話している内容に合わせた「喜怒哀楽」が顔に浮き出る。それも秒単位で感情が巡っていくので、顔面の変化が激しい。そこに幼児性が垣間見えた。「がさつ」な言動の合間にのぞく無邪気さも、モテへと繋がっているのかもしれない。 そもそも、「フェイクニュース」が問題となっている昨今、こういった形態のチャンネルを始めること自体が無邪気である。千原せいじは「聞いた話やで」と言いつつも断定口調で自信満々に話してく。周りを気にしないタフな人なのだろう。今時の繊細な男には持ち得ない、豪快さがある。竹を割ったような性格に惹かれる女性がいてもおかしくはない。 そして、2度の不倫騒動を起こしておきながら、怒られはするものの周囲から許される理由も上記の事柄に由来する。千原せいじは「好感度」や「共感」を視聴者に売っていない。そういった意味で希少価値の高い芸人である。芸人はアウトサイダーとして世の中に登場するが、売れていく過程で自らのキャラクター性を薄めていく。一般人に似た感覚を持つことをアピールしていく。そして、最終的には大衆の善意に寄り添うことで長期安定の人気をつかもうと図る。ゆえに穏やかなイメージだけが浸透したとき、印象を裏切る行為が露見すると、好感をもってくれていた人たちから大きな反感を持たれる。 対して千原せいじは異質な存在として紹介され続けてきた芸人だ。視聴者は「共感」することもないので、何をやられても裏切りを感じるわけがない。「好感度」を逆算した美辞麗句なコメントを操り、安易に人気を集める芸人もいる中で、そういった手口に頼ってこなかった強みがここにきて表出している。 最近の視聴者は、芸人を含めたタレントに「いい人」「悪い人」とジャッジを下すことを好む。前者と思われる方が得、タレントは自らを「いい人」として演出する。僕はこの一連の流れがテレビをつまらなくさせたと思う。直接、危害を加えてくるわけでもないタレントに良心を求めるのはナンセンスだ。勝手に「いい人」だと思い込み、裏切られたから怒る視聴者もおかしい(安易に「いい人」をやるタレントも確かに罪深いが)。 普通に生きていればわかるが、シーンによって「いい人」は「悪い人」にも変わる。逆もまた然り、タレントを「いい人」か「悪い人」で測ることがそもそもの間違いだ。 千原せいじは不倫騒動を週刊誌の記者に直撃された際、「俺はやっぱり、女にモテるために芸能界に入ったみたいなところもある」と語った。 ある程度の地位を掴んだ芸人は自らが品性を持っていることを演出しがちだ。不倫をした際のコメントが白黒はっきりしないこともある。対して、千原せいじはコレ。芸人になった瞬間から今まで、ポリシーが一切ブレていないとわかる。身の丈以上に自身を演出しない潔さは、男の僕でも惹かれるものがある。 千原せいじはどんなシチュエーションでも変わらない稀有な人である。舞台がテレビからYouTubeになっても、直撃取材されても同じ。一連の不倫騒動とYouTuberとなった千原せいじを観て、首尾一貫した生き様を再確認した。タレントでありながら、これだけ強気に「いい人」を放棄できたのならモテるに決まっている。●ヨシムラヒロム/1986年生まれ、東京出身。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。イラストレーター、コラムニスト、中野区観光大使。五反田のコワーキングスペースpaoで月一回開かれるイベント「微学校」の校長としても活動中。著書に『美大生図鑑』(飛鳥新社)
2019.12.17 16:00
NEWSポストセブン
断った人たち(時事通信フォト)
桜を見る会と芸能人、ぼやく出席者と断って株あげた人々
「憲政史上最長の総理」となった安倍首相が国民に栄耀栄華を見せつけてきたのが盛大な「桜を見る会」だ。大勢の文化人、芸能人、タレント、アスリートが出席して花を添えたが、その“新宿御苑の花見”が各界に混乱を巻き起こしている。 政治家とタレントはどちらも名前を売ってナンボの世界。総理は「桜を見る会」に著名人を招待して話題づくりに利用し、呼ばれた側は「総理の招待」をステイタスアップに利用する。だから著名人は原則ノーギャラで出席してきたのだ。 だが、桜を見る会に批判が強まると、「参加したらイメージダウン」と見られるようになった。 各局の情報番組では桜を見る会に出席経験のあるタレントがまるで“針のむしろ”に座らされているように暗い顔で出演。『スッキリ』(日本テレビ系)では、お笑いコンビ「ハリセンボン」の近藤春菜が、「(招待状の)裏に安倍晋三と書かれて『すごいな』と思ったが、われわれもなんで呼んでいただいたんだろうねって思いながら……」と経緯を説明すると、父で俳優の高橋英樹とともに出席したことがあるフリーアナウンサーの高橋真麻は、「芸能人がいるエリアって食べ物も飲み物も置いていない」と明かした上で、「こっちのほうが朝から着付けして、メークしてお金がかかっている」と、苦笑い。“ボランティア”だったことを強調した。『サンデージャポン』(TBS系)でも、安倍首相主催の桜を見る会に2回出席して「懐柔された」と批判されたことがある爆笑問題の太田光がこう“ブチ切れ”て見せた。「直前に『安倍のバカヤロー』ってラジオで言ったんですよ。その時は安倍シンパの連中からギャアギャア言われて、その何日か後に桜を見る会行ってツーショットやったら、今度は安倍を許さないって方からギャアギャア言われて。オレ、本当に反社と総理大臣とだけは一緒に写真写るのはやめようと思ったくらい」◆「なぜあいつが呼ばれた」 対照的なのが桜を見る会を「欠席」したタレントだ。いまや芸能界では「安倍総理の招待を断わった」というのがステータスとなりつつある。 まだこの問題が発覚する前の今年4月、お笑いコンビ「千原兄弟」の千原ジュニアが、「桜を見る会みたいなんに今年も声かけてもうたんですけど、知らんおっさんと見たないわ、って断わったんです」と語っていたことが、ネットなどで評価され、“媚びない芸人”と株を上げた。『バイキング』(フジテレビ系)では、MCの坂上忍が一度出席したときの印象をこう語った。「これって政権与党のファンクラブの集いなの? ってちょっと思っちゃった。そうするとボクらの立ち位置って花を添える、悪く言ったら客寄せパンダみたいなもんで。(次の年は)お断わりしたんです」『おぎやはぎの「ブス」テレビ』(AbemaTV)でもこの話題に。お笑いコンビ「おぎやはぎ」の矢作兼が、「俺たち招待状来たことないよな?」と問いかけると、相方の小木博明は「一回、お断わりしてるよ」と語り、「政治家NG」と不敵に笑って見せた。 タレントの石原良純も招待状をもらったが、「仕事で行ってない」(フジテレビ系『ワイドナショー』)と明かしている。 なんとコンサートで“出席拒否”を宣言したのが歌手の松山千春だ。全国ツアーの東京公演(11月13日)で、「桜を見る会の招待状は届いてますが、一度も出席したことはありません。総理主催は構わないけど、(総理の地元の)山口県の知り合いばかり集めてもなぁ」※週刊ポスト2019年12月6日号
2019.11.25 16:00
週刊ポスト
7月22日に会見を開いた吉本の岡本社長(撮影/木村圭司)
吉本興業 かつては暴力団と切れない関係、スキを狙う反社
「おまえら、テープ回してないやろな」「ほんなら全員連帯責任でクビにするからな」「おれにはおまえら全員クビにする力がある」 7月20日、雨上がり決死隊の宮迫博之(49才)が謝罪会見で、吉本興業の岡本昭彦社長(52才)のパワハラ発言を暴露すると、それまでの「闇営業」問題はどこかへ吹っ飛んでいき、関心は一気に「吉本興業という会社」へと移る。 21日、ダウンタウンの松本人志(55才)が『ワイドナショー』(フジテレビ系)の緊急生放送を敢行。その前夜、岡本社長と大崎洋・吉本興業ホールディングス会長(65才)と協議し、「芸人ファースト」を訴えたことを明かした。まるで“救世主”の登場だった。 22日の午後、松本に促される形で岡本社長は5時間30分に及ぶ記者会見に臨む。会見序盤、宮迫やロンドンブーツ1号2号の田村亮(47才)への処分撤回の表明と、突然涙ぐんだ場面が、ささやかなクライマックスだった。懸案のパワハラ発言は「場を和ませるための冗談」だったと説明。以下、社長の会見を受けての吉本所属の芸人たちの声だ。「記者会見としては非常に残念。覚悟も含めて準備不足」(千原ジュニア)「すごく情けない。ご自身の状況、立場をまったく理解していない。みなさんに申し訳ない」(トレンディエンジェルの斎藤司)「地獄スゴロク 全員傷まみれ&信頼関係ぐちゃぐちゃ&タイムロス&恥部大放出でふりだしに戻る 大マイナスやん…」(NON STYLEの石田明)「なんか言い訳っぽい」(たむらけんじ)「血の通った発言を聞きたいんです。どう変わるんですか?」(とろサーモンの久保田かずのぶ) 吉本の外部からの評価もおおかた、「なんのためにやったのかわからない会見だった」(マツコ・デラックス)、「保身に回っている。最悪の記者会見」(立川志らく)、「何だこの記者会見! 質問に対して答えになっていない」(研ナオコ)というものだ。 岡本社長の会見は闇営業に端を発した吉本騒動の火に油を注いだ。さらに、吉本興業の“火薬庫”にまで引火、爆発させてしまうことになる。 あきれた吉本問題の核心――それをえぐり出したのは、これもまた吉本所属の芸人である、極楽とんぼの加藤浩次(50才)だ。自身がMCを務める『スッキリ』(日本テレビ系)で22日、こう憤った。「大崎さん、岡本さん、この2人をみんな恐がっている。(中略)松本さんに意見するのは、本当につらくてしんどいんですけど、(岡本社長は)松本さんのマネジャーではなく、会社のトップで社員の家族もいる。そして若手芸人の家族、生活がそこにあるんです(中略)今の岡本社長、そして大崎会長の体制が続くんだったら、ぼくは吉本興業を辞める」 隣で聞いていたハリセンボンの近藤春菜(36才)が流した滂沱の涙が、その言葉が持つ“闇の深さ”を伝えていた。◆反社会的勢力がスキを狙っている そもそも「闇営業」とは、会社を通さず、タレント個人が仕事を受けて、ギャラを受け取る行為を指した。それだけならば会社がタレントを指導するなり、明確なルールを作るなりすれば済む話なのだが、今回炎上を招いたのは宮迫や田村らの闇営業先が「反社会的勢力」だったからだ。 そこにさらに、会社最高幹部によるコワモテの圧力発言が発覚。そんな“ダーティーな印象”が幾重にも重なって、「社会に強い影響力を持つ吉本興業は、どういう会社なのか」と関心を集めたわけだ。 吉本興業は1912(明治45)年、吉本吉兵衛・せい夫妻の寄席経営に始まる。当時はテレビはもちろんラジオさえ普及していない。芸人が活躍していたのは、観客を集め催事を行う「興行」。吉本は創業間もなく寄席を次々に買収し、わずか10年で上方演芸界を掌握する存在になった。「芸能・興行の世界は、会場の手配や警備、チケット販売、タレントの確保や権利関係の整理などさまざまな面で、かつては『暴力団』と切っても切れない関係でした。 たとえば、日本最大の暴力団組織・山口組の二代目組長は、吉本興業の社長(当時)からタレントの権利トラブルの仲裁を相談されて解決に尽力。その際に相手組織から恨みを買って襲撃され、その傷がもとで死去しています。 また1968年には、山口組の三代目組長と一緒にレコード会社の乗っ取り事件を起こし、逮捕されたこともある」(芸能ジャーナリスト) 1987年には間寛平(70才)や坂田利夫(77才)が暴力団組長の誕生日パーティーに出席していたことが発覚。1995年にも横山やすしさん(享年51)が暴力団幹部と兄弟盃を交わす写真が報じられた。近年では2011年、島田紳助さん(63才)と暴力団会長らとの交際が明らかになり、島田さんが引退、表舞台から姿を消したことは記憶に新しい。 暴力団との交際がタブーの時代になっても、過去には親密だった経緯があり、いつも反社会的勢力は吉本芸人に近づこうと狙っている。今回の闇営業問題では、人気芸人が一瞬のスキを突かれた──そんな見方もできるだろう。※女性セブン2019年8月8日号
2019.07.25 07:00
女性セブン
宮迫らに喝、千原ジュニアは「闇営業芸人を軽蔑してる」の評
宮迫らに喝、千原ジュニアは「闇営業芸人を軽蔑してる」の評
 所属する吉本興業を通さず詐欺グループ主催のパーティーに出席し、「金銭は受け取っていない」と虚偽の説明をした芸人が謹慎処分となった問題。仲介役として吉本から契約解除となったカラテカの入江慎也(42才)のほか、参加芸人のなかでは先輩格であった雨上がり決死隊の宮迫博之(49才)とロンドンブーツ1号2号の田村亮(47才)が特にやり玉に挙げられている。 芸人仲間からは擁護する声もあったが、辛辣な意見が際立ったのは千原兄弟の千原ジュニア(45才)だ。 ジュニアは6月25日放送の『ビビット』(TBS系)で宮迫と亮に対し、「先輩である2人がまず矢面に立って、質疑応答込みの会見を開くべきだった」「先輩としていかがなものか」とピシャリ。 宮迫の謝罪文にあった《間接的ではありますが、金銭を受領していたことを深く反省しております》との表現のうち「間接的ではありますが」についても、「そんな言葉はいらない。『本当に申し訳ございませんでした』だけでいい」と斬って捨てた。 これにはネットで「よくぞ言った」「まっとうだ」との賛辞がある一方、業界からは驚きの声があがった。「吉本は先輩後輩の仲間意識が強く、バラエティー番組では『チームワーク』で笑いを取ることも多い。それなのに宮迫さんの1年後輩のジュニアさんが先輩を批判したことに、業界では驚く人が多かった」(芸能関係者) ジュニアを知る放送作家は「芸風の違い」を指摘する。「雨上がり決死隊はナインティナインやFUJIWARA、宮川大輔さん(46才)らと『吉本印天然素材』というユニットで東京進出し、歌や踊りでアイドル的な人気を誇りました。一方の千原兄弟はケンドーコバヤシさん(47才)らと大阪の心斎橋筋2丁目劇場で地道にネタを披露して人気を得た。大阪をスルーして東京で人気者になった宮迫さんらに対し、ジュニアさんは違和感がある。 彼は10代ですでに大阪では売れっ子芸人になっていて闇営業をする必要がなかった。警戒心も強く、会社を通さない仕事は受けない主義なんです。単純に闇営業に手を染める芸人を軽蔑している」 プライベートを共にすることもほとんどないという。「共に芸歴は30年ほどですが、プライベートで一緒に飲んだのは去年がほぼ初めてだったとか。その時、宮迫さんはジュニアさんの前で、ひたすら自慢話をしていたようです。ジュニアさんは、呆気に取られて、“笑いの質が全然違う”と痛感していました」 (放送作家) 皮肉なことに『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)は宮迫が降板し、ジュニアが代役と報じられた。「正式決定ではありません。ジュニアさん以外で代役に浮上したのは山里亮太さん(42才)と千鳥のノブさん(39才)。彼らは宮迫さんらのグループとは距離があり、テレビ局にとって致命傷となる闇営業をしていないと思われる人たちです。今後、吉本芸人をブッキングする際は、どの芸人とつながっているかの“身体検査”を徹底的に行うことになります」(テレビ局関係者) そこにはお笑い芸人たちの笑えない人間関係があった。※女性セブン2019年7月18日号
2019.07.05 16:00
女性セブン
吉本芸人が参加した振り込め詐欺グループの忘年会
闇営業問題 千原ジュニアが宮迫に「真っ当批判」した理由
 多くの人気芸人が“無期限謹慎”となった闇営業問題。芸人それぞれの謝罪とともに賛否を巻き起こしているのが、同じ事務所の芸人たちの反応だ。 6月24日、関西ローカルの情報番組『ミント!』(MBS)に出演したたむらけんじは、「批判されることを覚悟で言うけれども」と前置きし、「一番悪いのは詐欺集団。SNSも含めて、そっちへの批判よりもミスした、犯罪も犯してない人たちへの批判のほうが多いというのは、世の中いま、どないなってんねんと思う」と発言。ツイッターでは、謹慎させられた芸人らを「かばうのか」と批判が巻き起こった。その翌日には、陣内智則がツイッターで「十分に反省した上でいつか謹慎が解けた際には、お笑い芸人として復帰が出来る環境をマスコミ各位、世間の皆さんが温かく迎えてもらえる時代である事を願います!」と投稿すると「今復帰の話をするのはおかしい」「陣内さんにはガッカリ」といった批判コメントが殺到した。 そんな中で、千原兄弟の千原ジュニアによる雨上がり決死隊・宮迫博之らへのコメントが「真っ当だ」として話題となった。 6月25日、ジュニアはレギュラー出演中の『ビビット』(TBS系、ジュニアは火曜日のみ出演)で、闇営業問題が取り上げられた際、宮迫の謝罪文にあった「間接的ではありますが、金銭を受領していたことを深く反省しております」という一文に辛辣な苦言を呈したのだ。特に「間接的ではありますが」の部分については「そんな言葉はいらない。本当に申し訳ございませんでした、だけでいい」とバッサリ。さらに、宮迫とロンドンブーツ1号2号の田村亮に対しては「(カラテカ・入江慎也の)先輩であるふたりがまず矢面に立って、質疑応答込みの会見を開くべきだった」「先輩としていかがなものか」と批判を展開したのだ。 吉本芸人は先輩後輩や同期など芸人仲間のつながりが強いことで知られるが、なぜジュニアは特に辛辣なコメントを放ったのか。 今回の問題にはいくつか批判されている点があるが、大きく分けて「闇営業そのもの」と、反社会的勢力からの金銭授受という2点がある。その両方にジュニアは他の芸人以上にアレルギー反応を持っているという。ジュニアをよく知る放送作家が語る。「ジュニアさんは15才で兄とコンビを結成し、10代のうちに売れっ子になっていました。早くから収入が安定していたので、闇営業などする必要がなかったわけです。お笑いに対してストイックで、飲みの席でウインナーに爪楊枝を刺して、『これに面白いタイトルを付けよう』と大喜利を始めたり。お笑いにストイックだからこそ、よく言えば警戒心が強く、悪く言えばビビリなので、会社を通さずにギャラをもらうなんてことはしないタイプなんです。だから、闇営業にかかわった芸人たちを本気で軽蔑してるんです」 もう一つの理由が、「笑いの違い」だという。そもそも雨上がり決死隊は千原兄弟の1年先輩にあたる。同時期に大阪でしのぎを削った間柄だが、ジュニアとはお笑いの方向性で相容れない部分もあった。「雨上がりは若手時代、FUJIWARAや宮川大輔さんらと『吉本印天然素材』というユニットを組んでいて、早くに東京進出。若い女性たちからアイドル的人気を得ていました。一方、千原兄弟はその頃、心斎橋筋2丁目劇場の看板芸人として、ジャリズム、ケンドーコバヤシさんらと大阪の舞台に立ち続けていた。ジュニアさんは宮迫さん率いる『天然素材』の芸人たちとは『笑いのジャンルが違う』と常に言っています。根底にあるのは『東京進出はまず大阪で実績を作ってから』という思いです。それに宮迫さんたちは体を張って笑いを取るやり方なので“体育会系”で、自分たちは大喜利やトークライブで真面目な笑いを目指すから“文化系”と称しています。宮迫さんとはプライベートで飲みにいくこともほとんどありません」(前出・放送作家) それゆえに芸人仲間の馴れ合いになることがなかったのかもしれない。
2019.06.28 16:00
NEWSポストセブン
千原兄弟、好感度はせいじが上?ジュニアが“炎上”するワケ
千原兄弟、好感度はせいじが上?ジュニアが“炎上”するワケ
 兄弟ともに芸人として活躍している千原兄弟。兄のせいじと弟のジュニアで、その好感度はずいぶんと違うようだ。「千原ジュニア3億円豪邸、せいじはビジネス撤退の兄弟格差」とのタイトルの記事をNEWSポストセブンでは配信(3月30日)。ジュニアは東京の高級住宅街に4階建ての3億円豪邸を新築。一方、せいじは東京・幡ヶ谷に飲食店を5~6店、出店していたが、現在はこの場所から撤退。地元商店街関係者によれば「集客を彼の知名度頼りすぎたためにリピーターが根付かなかった」という。“財テク”では兄弟格差がついてしまった格好だが、ネット上では“せいじ派”が多数。「私は絶対にせいじが好きですけどね。基本正直で人が良いのは見てて分かるでしょ。」「ジュニアよりせいじが好きな人良いね」「人間性は兄の方が好き」「ジュニアはジャックナイフと言われたらしいが今やお茶の間に馴染み、バターナイフぐらい丸くなったのでは。せいじは豪快で面倒見が良いイメージなので本当に困ったとしても周りが助けると思う。」などなど。 一方、ジュニアには「我々庶民には夢のような話ですな。」といった冷ややかな反応。ジュニアといえば、これまで、発言がたびたび批判されてきた“炎上キャラ”。昨年、『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した際には、幼い長男の夜泣き対策で妻から耳栓を渡されたことを「耳栓なんてぶち抜く大きさやからね」と不満を告白。さらに、冷蔵庫に妻の食べかけのカップのアイスクリームが残されていることに、「食えや1個。何残しておいてんねんって思って。それが嫌なんですよ」と語った。 これには「子供が小さくて、奥さんはゆっくりアイスも食べれないのに…」「子育てをもっと手伝うべきでは?」などと批判が殺到した。 ちなみに、この番組で、せいじのジュニアへのツッコミは「何が嫌なん? アイスクリームはかまへん」だった。 ジュニアは、4月7日に自身がMCを務めるAbemaTV『Abema的ニュースショー』で、安倍首相主催で行われる「桜を見る会」へ誘われながら、「今年も声を掛けてもらったのですが、知らんおっさんと見たないわと思って断った」と明かした。 これにもネット上の反応はさんざんだ。「誘いがあった事を言いたかったのじゃないの。」「首相の誘いを断るのは自由です。ただパフォーマンスにしても、40過ぎた「おっさん」のするコメントではないと思います。友だちからの誘いとは違うんですから。」「嬉しくて自慢したかったんだろうけど、そういうことは普通の人は言わないよ。それにしても品がないですね。」 なぜ、ジュニアは兄に比べ批判されがちなのか? 芸能関係者からはこんな指摘が飛ぶ。「せいじはよくいわれるように”がさつ“で、計算してない感じがする。だから、失敗しても、かわいそう、許せる、という反応になり、逆に好感度が上がる。一方、ジュニアはジャックナイフというキャッチフレーズがあるように、鋭いツッコミがウリなわけですが、他者をいじって笑いをとる傾向にある。そのツッコミは、”上から目線“になりがちです。今の時代、テレビでは自分を下げて笑いにする”下から目線“のほうが、受け入れやすいんです。そういう意味では、いじられキャラのせいじのほうが今の時代に合っていると言えます」 ビジネスでは失敗しても、芸人として”撤退”せずにずっと残るのは兄のほうだったりして?
2019.04.09 16:00
NEWSポストセブン
【動画】千原ジュニア3億円豪邸完成、せいじはビジネスから撤退……
【動画】千原ジュニア3億円豪邸完成、せいじはビジネスから撤退……
 千原ジュニアさんが4階建ての戸建を建設しました。地元不動産業者によると「最低でもトータル3億円」という高級物件。【↑ 上の写真クリックで動画へ】
2019.04.05 07:00
NEWSポストセブン
こだわりの3億円豪邸を新築(時事通信フォト)
千原ジュニア3億円豪邸、せいじはビジネス撤退の兄弟格差
 政財界の重鎮、大物芸能人などが住む東京の高級住宅街に3月下旬、4階建ての白亜の戸建てが新たに完成した。地元不動産業者によると「かなりの豪邸です。あの辺りは土地の坪単価で400万円程度。上物も凝った設計ですし、最低でもトータル3億円はくだらないでしょうね」という、周囲の豪邸と比べてもひときわ目を引く新築物件だ。一体どんな大物が入居するのか近隣住民のうわさになっていたというが、その主は、この3月30日で45歳の誕生日を迎えたお笑い芸人の千原ジュニアだという。「もともと駐車場だったこの土地が売却されたのが3年ほど前。芸能人が買ったといわれていたんですが、その後、一向に建築工事は始まらなかった。なんでも建築士と入念な打ち合わせをしていて、実際の着工まで時間がかかったそうです」(近隣住民) 独身貴族を貫いていたジュニアが一般女性との結婚を発表したのが2015年9月。その約1年後から建築計画は始まったとみられる。愛の巣への思い入れも並々ならぬものがあったに違いない。ジュニアを知る芸能関係者は話す。「ジュニアさんの父親が一級建築士ということもあってか、設計にはかなりこだわったようです。屋上付きの4階建てで、窓の配置を工夫して外からは家の中がほとんど見えない作りになっています。彼は『渡辺篤史の建もの探訪』(テレビ朝日系)が大好きで、毎週欠かさず見ているほどですから。なかでもこだわったのが防音の地下室。そこに芸人仲間や放送作家を集めて、日夜お笑い会議をする予定だそうです。会議好き芸人の彼らしさが表れていますね」 一方、豪邸を新築したジュニアと比べてピンチに陥っているのが兄・せいじだ。レギュラー放送が終了したばかりの『世界の村で発見!こんなところに日本人』(テレビ朝日系)では、アフリカ54か国に住む日本人に会いに行くロケを敢行。『ノンストップ』(フジテレビ系)では歯に衣着せぬコメンテイターとして活躍しているが、副業では苦戦しているようだ。東京・幡ケ谷の商店街関係者はこう話す。「彼がこの街で居酒屋『せじけん』をオープンさせたのは、2010年の夏ごろのこと。その後、半径500メートルほどのエリアにバーやラーメン店などを相次いで出店した。一時はせじけんブランドの店舗が5~6店はあったと思います」 当時は、経営の好調ぶりをテレビなどで告白していたせいじだったが、現在までにせじけんブランドは同地から完全撤退している。「一時は2店舗あったラーメン店は、2014年ごろにともに姿を消し、一号店の居酒屋は2016年にたたんだようです。最後まで細々と営業していたバーも、昨年閉店していますね。集客を彼の知名度に頼りすぎたためにリピーターが根付かなかったようです」(前出・地元商店街関係者) ジュニア曰くせいじは「残念な兄」らしいが、副業でもそのような結果になってしまったのか。「人柄はすごくいいんですけどね。周囲の芸能関係者からは“残念な兄”どころか“男気のある兄”ともっぱら。経営していた飲食店では、稼ぎが少ない若手芸人らをバイトとして雇い入れ、彼らの生活をサポートしていた面もありました。店舗拡大はさらに彼らを雇い入れようとしていた結果という人もいます。経営者としてはシビアに考えなければいけないところでしたが……」(同前) せいじは親しい関係者に「機会があれば飲食店は再開したい」と語っているというが、彼は人が良すぎて飲食ビジネスに向いていないのかもしれない。 
2019.03.30 16:00
NEWSポストセブン
『メゾンドポリス』
“黒幕=警察”に偏る刑事ドラマ、それでも視聴者が喜ぶ理由
連続ドラマの中でも人気ジャンルの1つである刑事ドラマ。最近、ストーリーの結末にある傾向が顕著だという。テレビ解説者の木村隆志さんがその背景に迫る。 * * * 冬ドラマの大半が最終回を迎え、ネット上には、おおむね「感動した」「続編が見たい」などの好意的なコメントが飛び交っています。 しかし、一方で目立っていたのは、「また黒幕は警察かよ」「あまりに安易すぎるんじゃない?」という声。これらは刑事ドラマに寄せられたものであり、もちろん「見応えがあった」という声もありましたが、賛否両論なのは間違いありません。『メゾン・ド・ポリス』(TBS系)の黒幕は、警視庁から天下りした野間(佐野史郎)であり、捜査一課管理官の間宮(今井朋彦)が情報を流すという不正を働かせていました。『トレース ~科捜研の男~』(フジテレビ)の黒幕は、元警視総監の息子で、現在は刑事部長の壇(千原ジュニア)。主人公・真野(錦戸亮)の家族を追い詰め、殺す指示をしていました。『記憶捜査~新宿東署事件ファイル~』(テレビ東京系)の黒幕は、8000件超の犯罪を隠蔽した捜査一課長の十河(宅麻伸)と新宿東署の烏丸署長(勝野洋)。自らの保身に走った結果、多くの犠牲者を出してしまいました。『刑事ゼロ』(テレビ朝日系)の黒幕も、留置場の担当官・草場(今野浩喜)でした。留置場は警察の管轄であり、担当官も警察官の一人です。 なぜ「刑事ドラマの黒幕は警察」という結末に偏っているのでしょうか。◆オーソドックスを好む刑事ドラマ好き 最大の理由は、警察が「最も犯罪に手を染めてはいけない職業」であり、「主人公の刑事たちにとって最も苦戦する巨大権力」だから。 刑事ドラマは基本的に一話完結型で、毎週さまざまな犯人の姿を描いていくため、最終回の黒幕はそれまで以上のインパクトがある人物が必要。警察組織トップの警視総監や、その他の幹部、あるいは現場トップの捜査一課長など、強大な権力を持つ人が黒幕になるケースが多いのはそのためなのです。 また、主人公の刑事と、「上司と部下」という関係性になり、「最終回までに何度も登場させやすい」「不正や裏切りが明らかになったときのギャップが大きい」などの理由もあります。 しかし、ここまで“黒幕=警察”という結末に偏っているにも関わらず、なぜ視聴者の中には、「見応えがあった」と好意的な人が少なくないのでしょうか。 刑事ドラマを好む視聴者は、「一話完結かつ勧善懲悪のドラマを安心して楽しみたい」という保守的な人が多数派。「黒幕は、誰もが予想しなかった意外な人物である必要性はなく、誰が見ても権力を持つ悪人のほうが痛快でいい」という志向の人が多いようです。 つまり、「“黒幕=警察”は、刑事ドラマを好む視聴者のニーズに合っている」ということ。刑事ドラマの好きな視聴者は、かつて多かった時代劇が好きな人と同じように、オーソドックスな物語を好むため、“黒幕=警察”という結末の満足度が高いのでしょう。 実際、刑事ドラマを好む人は、新作のキャスティングや人物相関図が明らかになると、すぐに「黒幕はコイツだろう」と目星をつけ、それが当たっていることが多いものです。たとえば、今冬の『トレース』と『記憶捜査』の黒幕が発覚したとき、ネット上には「やっぱりそうだったのか」という声が続出しました。その声は楽しそうであり、いい意味でのマンネリを歓迎しているようだったのです。◆リーガルドラマの黒幕も巨大権力者「刑事事件を扱う」という意味では、弁護士や検事が主人公のリーガルドラマも、刑事ドラマと同じように「身内のトップが黒幕」という傾向が見られます。 今冬に放送されている『グッドワイフ』(TBS系)の最終回は、次長検事(検察ナンバー2)・御手洗(中村育二)の不正を暴く形で終了しました。 その意味で気になるのは、23日に最終回を迎える『イノセンス 冤罪弁護士』(日本テレビ系)。主人公・黒川拓(坂口健太郎)の父で次長検事の黒川真(草刈正雄)が、黒幕なのか。終了後の反応も含め、注目してみてはいかがでしょうか。【木村隆志】コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月20本超のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』などの批評番組に出演。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動している。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』『独身40男の歩き方』など。
2019.03.23 07:00
NEWSポストセブン
『戦闘車』はシーズン2になっていい感じにぶっ壊れていた
『戦闘車』はシーズン2になっていい感じにぶっ壊れていた
『戦闘車』(Amazonプライム・ビデオ)シーズン2のテレビCMが盛んに流れ始めたとき、ネット上では冷ややかな反応が少なくなかった。というのも、昨年配信されたシーズン1で、多くの視聴者の高まっていた期待を裏切ったからだ。その裏切られた気持ちを味わった一人でもある、イラストレーターでコラムニストのヨシムラヒロム氏が、良い意味で期待を裏切られた『戦闘車』シーズン2とシーズン1の違いについて考えた。 * * * 昨年10月、Amazonプライム・ビデオで『戦闘車』が配信された。メインはダウンタウン・浜田雅功と千原兄弟・千原ジュニア。車好きで知られる芸能人たちが自らハンドルを握り、各々の“戦闘車”でカーバトル。芸人、レーサー、ミュージシャン、アイドル、俳優からなる戦闘員が浜田軍、ジュニア軍に分かれ、車のどつきあいが繰り広げられた。『戦闘車』は、事前CMがとにかく魅力的だったと記憶している。車と車が接触し、横転、そして爆発。民放のバラエティでは見られない迫力ある絵面。僕は番組に大きな期待を抱き、配信日を指折り数えた。当日、「待ってました!」とワクワク感満載で鑑賞。そして、数分も経たないうちに胸の高まりはシャットダウン。 なんだかつまらない。当初はそんなぼんやりとした感想だったが、後日ふと気づく。『戦闘車』を並以下の番組にさせた2つの雑味に……。【1】意味が分からない戦国時代のような舞台設定。幕間、武将姿の2人による下記の寸劇が挿入される。千原「この城は何人たりとも崩せまい!」浜田「その城、落としに行くぞ!」【2】車の情報がうるさい。「ジュニア軍が使用するのはメルセデス・ベンツ S320。Sクラスはベンツのフラッシグモデルで誰もが憧れる最高のラグジュアリーカー」 試合のたびに何度も聞かされる車の情報。「そんな知りたかったら『ベストカー』読むわ!」と叫びたくなった。 高い制作費と“戦闘する車”という面白いコンセプト。優れた素材をそのまま画面に提示してくれたら満足する。コチラは車と車によるどつきあいがただ見たいだけ。しかし、加えられた雑味によって番組はスリップ。テンポの悪い編集も相まって、イマイチ冴えない自動車バトルバラエティに仕上がっていた。 2017年に見たなかで、『戦闘車』は最も期待を裏切られた作品となった。 あれから1年……、迷作『戦闘車』のことなどすっかり忘れていた10月。Amazonプライム・ビデオを見ていると『戦闘車2』のCMが流れてきて驚く。申し訳ないが「シーズン2はナシ」と勝手に決めつけていた。車が接触し、横転、そして爆発するCM。期待感を煽るところは相変わらず。 前作は週1ペースで配信されたが、今作は11月9日に一挙配信とのこと。「学ばないなぁ」と自嘲しつつ、僕は11月9日0時を迎えた瞬間、第1話の再生ボタンを押していた。 そこから1~5話、さらにメイキングまでも視聴。飽きることはない、イラつくポイントも皆無、もう夢中で見てしまった、3時間半連続で。『戦闘車2』は『戦闘車1』と比べて、格段にブラッシュアップされていた。 まず、変わっていたのが戦いの構図。1作目で負けたジュニア軍は軍門に降り、浜田軍の一員に。そこに現れたニューチャレンジャーがナインティナイン・矢部浩之。今作は浜田軍VS矢部軍の合戦、ここが良かった。 ジュニアのダウンタウン・松本人志への陶酔っぷりはよく知られた話。よって、松本の相方である浜田とジュニアの関係性も良好だ。浜田が上、ジュニアが下と序列がしっかりしている。対抗軸など存在するはずがない。 対して矢部は異なる。1994年に松本が上梓した『遺書』、そこに書かれた一説「ナインティナインなんて、ダウンタウンのチンカスみたいなもの」。過去、ゴリゴリにディスられた経験を持つ。 長年に渡り、看板番組という城を持つ2組。ダウンタウンとナインティナインはお笑い界の城主だ。共演も2011年に放送された『爆笑 大日本アカン警察SP』以来7年ぶり。そもそも顔を合わせること自体が貴重なのだ。 今では確執はないという2人、メイキングには仲睦まじくケータリングのかき氷をつまむシーンも収められていた。もう不仲を疑う余地はないが、子飼いのジュニアと矢部ではやっぱり違う。過去、間違いなく対抗意識があった2人の戦いは、視聴者にガチ感を妄想させる余地を持たせる。 前作、出演者の一部は自家用車を用いて戦っていた。浜田に「お前、行ってこい」と言われれば、定番の「勘弁してくださいよぉ~」といったやりとり。芸人のおいしい場面だと理解している。しかし、“戦闘する車”目的の僕としてはモヤモヤするシーン。早よ戦えよ、と場面をスキップしたくなった。 今作では番組側が車を用意することで、おのずと上記のようなシーンもなくなっていた。なくなるついでに言えば、前作で雑味となっていた舞台設定、車の情報もともにサヨナラ。よって『戦闘車2』は、純度の高い自動車バトルバラエティに仕上がっていた、混じりっけなし。 浜田軍と矢部軍の勝負は下記の5つの試合で争われた。第1戦 サッカー第2戦 棒倒し第3戦 カーリング第4戦 横転グランプリ第5戦 連結猛レース なかでも個人的にグッときたのが、125m×92mの巨大なフィールドで争われたサッカー。各軍が6台の車を用意し、150cm/40kg発泡スチロール製のボールを推し進め、相手フィールドにある横幅21mのゴールを狙う。 当初は「車でサッカーなんてできるのかぁ」とうがった見方をしていた。しかし、これがもう想像以上にサッカーで。車体を上手に動かし、ドリブル、パス、インターセプトとなんでもござれ。免許を持っていない僕からすると、各人のドライビングテクニックが魔法に見えてくる。なかでも、矢部軍の芸人じゅんいちダビットソンの活躍は光っていた。浜田軍のプロレーシングドライバー脇阪寿一から上手にボールを奪い取る。 さすが本田△。 そんな名プレイを余すところなく収めるのが、フィールド上を飛ぶ数機のドローン。12台の車が果敢にプレーする様子を俯瞰で見る映像はリッチだ。 他にもローションをまいたフィールドを車が滑るカーリング、車の横転回数を競う横転グランプリと『戦闘車2』はいい感じにぶっ壊れていた。前作のお行儀が良すぎたんだなぁ、と再確認。 いやはや、素材が良いものは手を加えない方が吉と出る。『戦闘車2』は2018年に見たなかで最も期待を裏切られる作品となった。
2018.11.25 07:00
NEWSポストセブン

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