このように女優として頭角を現し始めると、仕事を一気に女優にシフトさせる事務所(と本人)が多いなか、バラエティーも大事にしてきた菜々緒。志村けんの「変なおじさん」を真似て、「変 菜々緒じさん」に扮したり、妖怪ひょっとこウーマンになったことは、ネットでも大いに話題になった。

 また、私が構成に関わっていた『超潜入!リアルスコープハイパー』(フジテレビ系)の新幹線特集では、美脚を強調したミニワンピで、ワゴンを押しながらスタジオ内を歩いてくれた。彼女は“面白オファー”をすべて断らないで引き受け、最高に面白がってやりきるところも、現場で愛される理由だ。恐らく、この思いきりのよさと楽しみ方が、auやファブリーズMENのオファーに繋がっているのだろう。

 モデル出身の女優というのは、いまや珍しくもなんともなく、特に、山口智子、藤原紀香、米倉涼子、松嶋菜々子、長谷川京子ら、赤文字系雑誌出身のモデルたちは、みな「女優」の肩書きを求め、それが手に入るやいなやモデル業には戻って来なかった。

 だが、イマドキの一般女子は、女優よりも洋服をキレイに着こなせたり、発信力のあるモデルのほうが「上」と思っているため、モデル出身の女優たちも「モデル」の肩書きを捨てるようなおバカなことはしないのだ。

 菜々緒もそれをよくわかっているのか、現在オンエア中のCM、英国ユニオンジャックのボディコンドレスで登場するシュウェップスなどは、“モデル仕事”と言えよう。
 さて、“売名”と言われたTMR西川貴教と破局した後の菜々緒は、いまとなってはずいぶん格下なJOYとツーショットを撮られたこともあった。

 ちなみに、件の元雑誌モデルの女優たちのお相手は、有名俳優やミュージシャン。終わってしまったり風前のともしびだが、芸人や会社社長を選んで結婚した先輩もいる。

 ノリにノッている“女優”菜々緒に足りないのは、大物との恋愛だけかもしれない。きっと、同性ファンを納得させる相手を連れてきてくれるだろうと密かに期待している今日この頃だ。

関連記事

トピックス

水卜麻美アナ
日テレ・水卜麻美アナ、ごぼう抜きの超スピード出世でも防げないフリー転身 年収2億円超えは確実、俳優夫とのすれ違いを回避できるメリットも
NEWSポストセブン
かつて問題になったジュキヤのYouTube(同氏チャンネルより。現在は削除)
《チャンネル全削除》登録者250万人のYouTuber・ジュキヤ、女児へのわいせつ表現など「性暴力をコンテンツ化」にGoogle日本法人が行なっていた「事前警告」
NEWSポストセブン
撮影現場で木村拓哉が声を上げた
木村拓哉、ドラマ撮影現場での緊迫事態 行ったり来たりしてスマホで撮影する若者集団に「どうかやめてほしい」と厳しく注意
女性セブン
5月13日、公職選挙法違反の疑いで家宅捜索を受けた黒川邦彦代表(45)と根本良輔幹事長(29)
《つばさの党にガサ入れ》「捕まらないでしょ」黒川敦彦代表らが CIA音頭に続き5股不倫ヤジ…活動家の「逮捕への覚悟」
NEWSポストセブン
5月場所
波乱の5月場所初日、向正面に「溜席の着物美人」の姿が! 本人が語った溜席の観戦マナー「正座で背筋を伸ばして見てもらいたい」
NEWSポストセブン
氷川きよしの白系私服姿
【全文公開】氷川きよし、“独立金3億円”の再出発「60才になってズンドコは歌いたくない」事務所と考え方にズレ 直撃には「話さないように言われてるの」
女性セブン
田中みな実、寝る前のスマホ断ちで「顔のエラの張り出しがなくなった」 睡眠の質が高まり歯ぎしりが軽減された可能性
田中みな実、寝る前のスマホ断ちで「顔のエラの張り出しがなくなった」 睡眠の質が高まり歯ぎしりが軽減された可能性
女性セブン
AKB48の元メンバー・篠田麻里子(ドラマ公式Xより)
【完全復帰へ一直線】不倫妻役の体当たり演技で話題の篠田麻里子 ベージュニットで登場した渋谷の夜
NEWSポストセブン
”うめつば”の愛称で親しまれた梅田直樹さん(41)と益若つばささん(38)
《益若つばさの元夫・梅田直樹の今》恋人とは「お別れしました」本人が語った新生活と「元妻との関係」
NEWSポストセブン
被害者の平澤俊乃さん、和久井学容疑者
《新宿タワマン刺殺》「シャンパン連発」上野のキャバクラで働いた被害女性、殺害の1か月前にSNSで意味深発言「今まで男もお金も私を幸せにしなかった」
NEWSポストセブン
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン
NHK次期エースの林田アナ。離婚していたことがわかった
《NHK林田アナの離婚真相》「1泊2980円のネカフェに寝泊まり」元旦那のあだ名は「社長」理想とはかけ離れた夫婦生活「同僚の言葉に涙」
NEWSポストセブン