国内

雅子さま、チャールズ国王のがん公表で訪英プランが不透明に よみがえるのは“エリザベス女王対面できなかった”寂しい記憶

雅子さまの訪英が不透明に(写真/JMPA)

雅子さまの訪英が不透明に(写真/JMPA)

「先代」との別れから1年半も経たないうちに明かされた「現国王の大病」に、英国民は一様にショックの色を隠せないという。2月5日、英王室はチャールズ国王ががんを患っていることを公表した。1月に前立腺肥大症の手術のために入院した際、別の懸念事項が指摘され、検査の結果、がんが判明したという。

「国王は皇太子時代にがんに関連する慈善団体を支援していたことがあり、“公表することで、がんに対する理解の一助になれば”と公表に踏み切ったようです。ただ、英王室はがんの種類や進行度合いを明らかにしていません。

 今後は公務と並行してがん治療を行うため、一般市民の前に姿を見せる機会が大幅に減りそうです。国王本人は治療に前向きで、できるだけ早く公務に完全復帰することを望んでいるといいます」(在英ジャーナリスト)

 日本の皇室と、英王室のつながりは深い。天皇皇后両陛下は、1月の前立腺手術の時点で、駐日英国大使を通じてお見舞いの気持ちを伝えられていた。その後のがん公表に、雅子さまは胸を痛め、チャールズ国王の身を案じていらっしゃることだろう。実は、両陛下は今年5月、訪英する方向で調整が進められていた。

「昨年5月に行われた国王の戴冠式には、秋篠宮ご夫妻が参列されました。海外での戴冠式や即位式には天皇が参列しないのが慣例で、秋篠宮ご夫妻は天皇陛下が差し向ける『差遣』として、両陛下に代わってのご出席でした。そのため、雅子さまは国王に直接即位の祝意を伝えられていません。5月の訪英は、祝福、そして変わらぬ友好関係を確かめ合うための絶好の機会でもあります」(皇室ジャーナリスト)

 だが、チャールズ国王のがん公表により、両陛下の訪英日程は調整を余儀なくされるという。

「日本の天皇と皇后がやってくるとなれば、英王室も相応の準備をする必要があります。それが国王の負担となってはいけません。雅子さまとしては、国王にはまず治療に専念してもらい、再び元気に英国民の前に姿を見せてほしいとお考えでしょう。一方で、“訪英断念”には、複雑なお気持ちもあるのではないでしょうか」(前出・皇室ジャーナリスト)

 振り返ると、両陛下は2020年5月にイギリスを訪問される予定だった。

「英王室側からの招待によるもので、天皇の即位後、最初の海外訪問となるはずでした。新時代の到来を内外に示すにはうってつけの、華々しい機会になるはずだったのですが、新型コロナの流行によって、訪英は棚上げになってしまいました」(皇室記者)

 陛下と雅子さま個人としても、イギリスには深い縁がある。陛下は大学卒業後にオックスフォード大学に2年間留学し、ほかの学生と同じように寮生活を経験された。

「洗濯機の使い方がわからずに、部屋を泡まみれにしてしまったことは、いまでも語り草になっています」(前出・皇室記者)

 夏休みにはエリザベス女王から招かれ、一回り年上のチャールズ国王ともバーベキューや釣りを楽しまれた。陛下はこの2年間を後に「今日の私の生き方にどれだけプラスになっているか」と振り返られた。

 一方の雅子さまも、外務省時代にオックスフォード大学に留学された。国際経験の豊富な雅子さまにとって「皇室の国際親善の新時代を拓く」ことの始まりがイギリスとなるはずだったのだ。だが、訪英断念は別の意味も持っていた。

関連記事

トピックス

高橋一生と飯豊まりえ
《17歳差ゴールイン》高橋一生、飯豊まりえが結婚 「結婚願望ない」説を乗り越えた“特別な関係”
NEWSポストセブン
西城秀樹さんの長男・木本慎之介がデビュー
《西城秀樹さん七回忌》長男・木本慎之介が歌手デビューに向けて本格始動 朝倉未来の芸能事務所に所属、公式YouTubeもスタート
女性セブン
雅子さま、紀子さま、佳子さま、愛子さま 爽やかな若草色、ビビッドな花柄など個性あふれる“グリーンファッション”
雅子さま、紀子さま、佳子さま、愛子さま 爽やかな若草色、ビビッドな花柄など個性あふれる“グリーンファッション”
女性セブン
有村架純と川口春奈
有村架純、目黒蓮主演の次期月9のヒロインに内定 『silent』で目黒の恋人役を好演した川口春奈と「同世代のライバル」対決か
女性セブン
芝田山親方
芝田山親方の“左遷”で「スイーツ親方の店」も閉店 国技館の売店を見れば「その時の相撲協会の権力構造がわかる」の声
NEWSポストセブン
林田理沙アナ。離婚していたことがわかった(NHK公式HPより)
離婚のNHK林田理沙アナ(34) バッサリショートの“断髪”で見せた「再出発」への決意
NEWSポストセブン
フジ生田竜聖アナ(HPより)、元妻・秋元優里元アナ
《再婚のフジ生田竜聖アナ》前妻・秋元優里元アナとの「現在の関係」 竹林報道の同局社員とニアミスの緊迫
NEWSポストセブン
小泉氏は石破氏に決起を促した
《恐れられる“純ちゃん”の政局勘》小泉純一郎氏、山崎拓氏ら自民重鎮OBの会合に石破茂氏が呼ばれた本当の理由
週刊ポスト
撮影現場で木村拓哉が声を上げた
木村拓哉、ドラマ撮影現場での緊迫事態 行ったり来たりしてスマホで撮影する若者集団に「どうかやめてほしい」と厳しく注意
女性セブン
大谷翔平(左/時事通信フォト)が伊藤園の「お〜いお茶」とグローバル契約を締結したと発表(右/伊藤園の公式サイトより)
《大谷翔平がスポンサー契約》「お〜いお茶」の段ボールが水原一平容疑者の自宅前にあった理由「水原は“大谷ブランド”を日常的に利用していた」
NEWSポストセブン
氷川きよしの白系私服姿
【全文公開】氷川きよし、“独立金3億円”の再出発「60才になってズンドコは歌いたくない」事務所と考え方にズレ 直撃には「話さないように言われてるの」
女性セブン
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン