芸能

K-POP旋風は国策 アイドルに国好みの味付けをして“輸出”

 日本を接見しているK-POP旋風は数字を見ても明らかだ。昨年デビューした新人アーティストのCDセールスランキングは1位はKARAの49.3万枚、13億円。そして続くのは少女時代の38万枚、8.8億円。CDが売れないといわれる時代に大躍進を見せている。

 この下敷きを作ったのは、韓国の国策だ。金大中政権移行、韓国政府はドラマ、映画、K-POPの3つのソフトを利用し、外需獲得を目指してきた。政府機関の大韓貿易投資振興公社のウォム・ソンピル未来事業本部長はこう語る。

「韓流スターやアイドルたちの肖像権をまとめ、駐在企業に付与して事業展開しやすくするなど、国外で商売をしたい企業の手助けをしてきました。アイドルも所属事務所も皆、愛国心が強いので協力的です」

 一方、K-POPアイドルと言えば、5人組のKARAが韓国で3人と2人で対立、分裂騒動が起こっていると報じられたが、今月になって5人揃って来日。日本での活動はなんとか綱渡りで続けている。

「韓国の音楽産業の市場規模は年間120億円程度、日本はその30倍の3400億円。成功するには国外に出るしかないわけで、タレントの数を絞る、磨き上げる、進出する国好みの味付けをすることで活路を見出した。この子は日本、この子は中国と、国ごとに選別してデビューさせる例もあります。

“5年はザラ”といわれる下積み時代から生活費、レッスン費用の面倒を見てきた事務所の発言力は絶対。東方神起やKARAのメンバー分裂騒動はいずれも日本で大稼ぎできるようになってから勃発し、訴訟沙汰にも発展していますが、韓国芸能界で事務所とタレントは家族のような関係。絶対的な父には、そうでもしないと物がいえない」(韓国文化に精通するライターの山崎裕子氏)

※週刊ポスト2011年2月25日号

関連記事

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン