芸能

『家政婦のミタ』忽那汐里に「説得力ある演技」と評論家絶賛

 今クールの連ドラで人気No.1のドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)。11月16日放送の第6話では23.4%の高視聴率を記録するなど、人気はうなぎ上り。

 無口で無表情な鉄仮面のようなスーパー家政婦・三田灯を演じる松嶋菜々子(38)ばかりが話題になりがちだが、ドラマ業界では、家庭崩壊した阿須田家の長女・結(ゆい)を演じる忽那汐里(18)がにわかに注目を集めている。

「“ミタ”をチェックしたスタッフからは“次のドラマでは、忽那をキャスティングしろ!”なんて声が早くも出ています。なんとか彼女を“先物買い”できないかと、みんな狙ってますよ」(民放のドラマ関係者)

 第6話では、忽那演じる結が、恋人に裏切られて絶望し、三田に「殺してほしい」と頼み、三田に刃物を振り上げられる、という鬼気迫る展開を演じ切った。

 忽那は2006年、第11回「全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞して、芸能界入り。翌年、ドラマ『3年B組金八先生』(TBS系)で帰国子女の生徒役で、女優デビューした。

 その後は、江崎グリコ『Pocky』のCMで、キュートなダンスが話題を呼んだほか、今年にはいると、映画『マイ・バック・ページ』のヒロインやNHK大河ドラマ『江』に抜擢されるなど、注目作に立て続けに出演している。

 アイドル評論家の北川昌弘氏は、こう評価する。

「“ミタ”では、母親を自殺に追い込んだ父親を絶対に許さないという感情を、鋭い視線と表情で説得力のある演技をもって表現している。感情を表に出さない三田とは対照的で、ある意味ではドラマを彼女の演技がリードしているといってもいいでしょう。

 私自身、忽那さんを直接取材したこともありますが、質問に対してハキハキと答え、上品で明るいキャラクターという印象です。それが演技になると、悩みや、特殊な事情を抱えている役どころなど、その役がもつ暗い背景や雰囲気を醸し出すのがピカイチ。いまどきの普通の女の子の役よりも、事件物のヒロインや今回の役のように特殊な事情を抱えた役が合っているのかもしれません。若手では、いまもっとも注目の女優です」

 ドラマの展開とともに、忽那の演技にも注目が集まりそうだ。

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