芸能

ドロドロ展開が人気の『赤い糸の女』 三倉茉奈が一皮むける

 東海テレビ制作の“昼ドラ”196作目となる『赤い糸の女』(フジテレビ系、東海テレビ)が人気だ。男女の愛憎ひしめくドロドロの展開に、こんな“セクシュアル”でどぎつい名セリフのオンパレード。

<セックスは2回くらい体験してるわね>
<あたしはビオラ…鳴らして…鳴らして!>

 昼下がりの日常空間に、突然飛び込んでくる“異世界”のセリフに、思わずドキッとする。視聴者に聞くと──。

「子供と夫のいない時間の、ちょっとしたお楽しみ。家事の合間にワクワクしながら一人で見ています」(40才・主婦)

「かつて『不倫は文化』発言が話題になった石田純一が、『世間の噂も75日。スキャンダルで番組を降ろされたタレントだってしばらくしたら復帰するんだ』なんてセリフをぬけぬけと言う。ウケを狙ってるのはわかるけど、つい見ちゃう」(34才・パート)

 物語の中心人物は、あの双子の姉妹女優、マナカナの姉・三倉茉奈(26才)演じる横浜の女子大生・志村唯美と、その中学時代のクラスメート、鹿野芹亜(奥村佳恵・23才)。

 少女時代、醜かった芹亜は、美容外科医である唯美の父(石田純一・58才)から全身整形手術を受け、美しく生まれ変わる。突如現れた彼女の策略により、唯美は親友・麻衣子(上野なつひ・27才)の婚約者と体の関係を持ったうえ、過って麻衣子を死なせてしまう。

 その4年後、買い物依存症から多重債務者となった唯美は、関係を断っていた芹亜と偶然再会する。借金返済の悩みを打ち明けると芹亜に売春を斡旋され、さらに墜ちていく唯美──と、息つく間もなくたたみかける展開。

 ドラマの見所のひとつは、NHKの朝ドラ『ふたりっ子』(1996~1997年)で子役としてデビューした三倉の妖艶な体当たり演技。親友の婚約者に禁じられた愛情を抱き、ベッドシーンでは恍惚の表情を浮かべる。

 中学時代、志村を名乗っていた芹亜に「ブタ志村!」と悪態をつくなど、これまでの愛くるしい“マナカナ”から想像できないシーンも。放送作家の山田美保子さんは、「キャスティングの妙」が人気の秘訣と分析する。

「子役上がりのかたは大人の女優への脱皮が難しいのですが、茉奈ちゃんはこのドラマで一皮剥けました。小沢真珠さん(35才)、いしのようこさん(44才)など、“ねっとり感”が絶妙な“昼ドラスター”の競演も見物。夜のドラマではできない配置ですよね」

※女性セブン2012年10月11日号

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