芸能

死亡事故の千野志麻「起訴されないことも普通」と警察関係者

 1月2日午後5時2分、静岡県沼津市のビジネスホテルの駐車場で、長野県小諸市に住む看護師・荻原俊文さん(享年38)を、自身が運転する車でひき死亡させてしまったアナウンサーの千野志麻(35才)。この事故に対し、ネット上では妙な噂が飛び交う事態となってしまった。

「実は運転していたのは、千野さんじゃなくて、旦那さんだったんじゃないかって、みんな言ってます。“旦那さんの会社や福田の家に傷がつくから、千野さんが身代わりになったんだ”って。現場検証も終わっているし、そんなことありえないと思うんですけどね…」(千野の知人)

 千野の夫は福田赳夫元首相の孫で伊香保温泉の老舗旅館の御曹司。千野の父は沼津市で建築会社を経営し、市議会議員でもある。

 また、今回、千野は死亡事故を起こしているにもかかわらず、逮捕されることもなく、現在はすでに自宅に戻っていることについても、「家柄が関係しているのでは?」「一族に傷はつけられないからでしょう?」という声があがっているという。この点に関しては、警察関係者がこう説明する。

「交通死亡事故では飲酒やスピード違反、通報義務を怠るなどの重大な過失がない限り、逮捕はされませんし、起訴されないことも少なくありません」

 千野の場合、みずから110番通報、警察の聴取にも素直に応じており、身代わりはあり得ない状況だが、にもかかわらず、なぜこんな悪意に満ちた疑惑が、ネットを中心に噴出してしまうのか。ネットニュース編集者の中川淳一郎氏はこう説明する。

「その根底には彼女のようなお金持ちに対する強い嫉妬があります。インターネット掲示板などではよく“他人の不幸で飯がうまい”を略して“メシウマ状態”というんですが、今回のケースがまさにその状態でした。

 ネットや噂話が怖いのは、何かひとつ信用できそうな要素があれば、一気に筋が通った話ができあがってしまうことです。

 今回いちばん大きかったのは、事故現場がラブホ街にあったこと。ネットユーザーは、“このホテルは不倫に使っていることが多いらしい”と噂話を結びつけることで、さも本当の話のようになってしまいました」

 関係者や友人の間だけならば、すぐに風化する噂や憶測もネット上で取り沙汰されれば、疑惑が疑惑を呼ぶ形で拡大してしまうのだ。

※女性セブン2013年1月31号

関連記事

トピックス

10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン