芸能

AV女優・水咲ローラ 人権擁護合成写真作られ中国紙騙される

 中国共産党の機関紙・人民日報の国際版である『環球時報』。中国当局の意向を反映しているといわれるこの新聞で、ある日本人女性が名指しで非難された。

 発端はネットに掲載された一枚の写真だ。そこにはセクシーな下着姿の美女が『校長、開房找我 放過小学生(校長先生、ホテルに連れ込むなら私を。小学生は見逃してあげて)』というスローガンが書かれた紙を持って座っている。

 その美女は、日本のAV界を電撃引退後、改名してカムバックした水咲ローラ(旧名・滝澤ローラ)である。ロシアとのハーフである水咲は、透き通るような白い肌と身長172cmのスタイルを武器に、国内はもとより中国でもかなりの知名度を誇る。

 では、水咲が掲げているこの標語は一体何なのか。在中ジャーナリストが語る。

「先月、中国各地で小学校長や教員が児童をレイプしていたという事実が次々明らかになりました。人権擁護活動家の中年女性が抗議の意味を込めて、この文言を掲げた写真をネットに公開したのが元ネタです」

 公開された水咲の写真に対しては「日本のセクシー女優が身を挺して小学生を守った」と中国のネットユーザーからは賞賛のコメントが殺到した。

 だが、そこに噛みついたのが『環球時報』だった。「深刻な中国の社会問題に乗じて営業活動をするとは商業道徳の限界を超えている」と強い筆致で水咲を非難。

 さらには「たった3万円のギャラで出る素人モノに押され、中国では大人気の水咲ローラも日本市場における地位はすでに霞んでいる」と、ご丁寧に彼女の商品価値まで解説している。

 だが、件の画像をよく見ると、どうも不自然な点が。実はこの写真には、北朝鮮の金正恩第一書記がプラカードを持ったものなど数パターンが存在していた。

「これは明らかに合成写真です。中国では画像処理ソフトの頭文字をとって『PS画像』と呼ばれています、同じくAV女優の蒼井そらの合成画像もありましたが、今回は水咲のほうが注目されていたようです」(前出・ジャーナリスト)

 水咲の所属事務所は、

「水咲がそんな活動をするわけないじゃないですか(笑い)。勝手に画像を加工して作られることは、中国ではよくある。当の本人は何も知らないはずですよ」

 と呆れ気味。

※週刊ポスト2013年6月21日号

関連記事

トピックス

米利休氏のTikTok「保証年収15万円」
東大卒でも〈年収15万円〉…廃業寸前ギリギリ米農家のリアルとは《寄せられた「月収ではなくて?」「もっとマシなウソをつけ」の声に反論》
NEWSポストセブン
埼玉では歩かずに立ち止まることを義務づける条例まで施行されたエスカレーター…トラブルが起きやすい事情とは(時事通信フォト)
万博で再燃の「エスカレーター片側空け」問題から何を学ぶか
NEWSポストセブン
趣里と父親である水谷豊
《趣里が結婚発表へ》父の水谷豊は“一切干渉しない”スタンス、愛情溢れる娘と設立した「新会社」の存在
NEWSポストセブン
SNS上で「ドバイ案件」が大騒動になっている(時事通信フォト)
《ドバイ“ヤギ案件”騒動の背景》美女や関係者が証言する「砂漠のテントで女性10人と性的パーティー」「5万米ドルで歯を抜かれたり、殴られたり」
NEWSポストセブン
事業仕分けで蓮舫行政刷新担当大臣(当時)と親しげに会話する玉木氏(2010年10月撮影:小川裕夫)
《キョロ充からリア充へ?》玉木雄一郎代表、国民民主党躍進の背景に「なぜか目立つところにいる天性の才能」
NEWSポストセブン
“赤西軍団”と呼ばれる同年代グループ(2024年10月撮影)
《赤西仁と広瀬アリスの交際》2人を結びつけた“軍団”の結束「飲み友の山田孝之、松本潤が共通の知人」出会って3か月でペアリングの意気投合ぶり
NEWSポストセブン
米利休氏とじいちゃん(米利休氏が立ち上げたブランド「利休宝園」サイトより)
「続ければ続けるほど赤字」とわかっていても“1998年生まれ東大卒”が“じいちゃんの赤字米農家”を継いだワケ《深刻な後継者不足問題》
NEWSポストセブン
田村容疑者のSNSのカバー画像
《目玉が入ったビンへの言葉がカギに》田村瑠奈の母・浩子被告、眼球見せられ「すごいね。」に有罪判決、裁判長が諭した“母親としての在り方”【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
アメリカから帰国後した白井秀征容疑(時事通信フォト)
「ガイコツが真っ黒こげで…こんな残虐なこと、人間じゃない」岡崎彩咲陽さんの遺体にあった“異常な形跡”と白井秀征容疑者が母親と交わした“不穏なメッセージ” 〈押し入れ開けた?〉【川崎ストーカー死体遺棄】
NEWSポストセブン
赤西と元妻・黒木メイサ
《赤西仁と広瀬アリスの左手薬指にペアリング》沈黙の黒木メイサと電撃離婚から約1年半、元妻がSNSで吐露していた「哺乳瓶洗いながら泣いた」過去
NEWSポストセブン
元交際相手の白井秀征容疑者からはおびただしい数の着信が_(本人SNS/親族提供)
《川崎ストーカー死体遺棄》「おばちゃん、ヒデが家の近くにいるから怖い。すぐに来て」20歳被害女性の親族が証言する白井秀征容疑者(27)の“あまりに執念深いストーカー行為”
NEWSポストセブン
不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《永野芽郁のほっぺたを両手で包み…》田中圭 仲間の前でも「めい、めい」と呼ぶ“近すぎ距離感” バーで目撃されていた「だからさぁ、あれはさ!」
NEWSポストセブン