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杉村太蔵 「丸刈り謝罪は安易な手段。社会では通用しない」

 薄口政治評論家としてバラエティー番組で活躍中の杉村太蔵元衆議院議員(33才)が、女性セブン読者からの相談にお答えします。今回は「丸刈り謝罪」のお話。

【読者からの相談】
 高校生の息子が部活動のサッカーの試合でミスをしたらしく「反省の気持ちを示したい」と丸刈りになりました。どうやら部活動の仲間は理解してくれたらしく、息子は満足げ。私は「普通の社会では通用しないわよ」と言ったのですが、息子はいまいち理解していない様子。丸刈り謝罪についてどう思いますか?(42才・会社員)

【杉村太蔵の回答】
 丸刈り謝罪というのは日本独特の風習ですね。プロのスポーツでも選手がミスを反省して丸刈りにしたり、最近ではスキャンダルのあったAKB48の峯岸みなみさんが丸刈りで謝罪したりしています。

 ただ、丸刈りにしたからといって、問題が解決するわけではない。私も3年前、参議院選挙に立候補するとき、丸刈りになったことがあります。選挙対策本部の話し合いで「杉村太蔵が丸刈りになったら話題になるんじゃないか」となったらしく、神輿に乗らされやりましたよ。

 でも何の効果もなかったですね。それどころか丸刈りになって私と気づかない人もいたぐらいでした(笑い)。これを読んでいる人だって私が丸刈りになったことを覚えている人がどれぐらいいるでしょうか。

 つまり丸刈りは安易な手段なんです。あなたが言うように社会では通用しません。私の知り合いの会社員も仕事のミスをしたときに丸刈りになって得意先に謝罪に行っていましたが、しばらくして同じミスをしていました。

 大事なのはどうしてそんなミスをおかしてしまったのかを振り返り、二度とミスをしないようにすることです。

 息子さんの場合は、高校生の部活動でのミスですから、丸刈りにすることで気持ちが伝わり仲間は認めてくれたのかもしれません。でも丸刈りにしたことでサッカーがうまくなるわけでもないですし、ミスが減るわけでもありません。むしろ、ミスをしないように一生懸命、練習することが大事です。

 ぜひ、息子さんに「反省するのはいいことだけど、これからミスをしないように練習することのほうが大事よ」と言ってあげてください。

※女性セブン2013年7月4日号

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