過去、直撃に対応した安住アナ
「小倉智昭さんや宮根誠司さんに対する女性視聴者の信頼度は高いが、フリーアナはどうしてもギャラが高くつく。その点、安住のような局アナは給料がすでに決まっているので、局としては非常に助かる。
安住は巧みな話術がある一方で、一般庶民を代表しているような素人感も持ち合わせているから視聴者ウケもいい。その裏ではストイックに努力もしている。彼の真面目な仕事ぶりを見た後輩アナたちは、“安住さんはプロだ!”と感心しきりです。
羽鳥(慎一)さん(元日テレ)みたいに独立しないように、会社は引き留めには必死でしょう」
安住アナと綾子さんの出会いは2004年の秋頃にさかのぼる。
「安住さんと知り合ったのはTBS局員の方が主催した合コンです。安住さんはヘビースモーカーでしたし、お酒のせいか饒舌で、テレビの印象とは少し違って戸惑いましたが、物腰が柔らかく話しやすい人でした。その日は連絡先を交換しただけで、後日彼から“2人だけで食事しよう”というお誘いがありました。
最初のデートの待ち合わせは、人目を避けるために繁華街から少し離れた目白駅周辺を指定されました。でも、彼が真っ赤な高級外車で迎えに来たので逆に目立っていたのはおかしかった。そういうお茶目なところもあるんです」
車内では綾子さんが得意の早口言葉を披露すると、「僕も負けないよ!」と安住アナ。見事なテンポと滑舌で、「隣の客はよく柿食う客だ」と返す。しばらく2人はデートを重ねた。しかし、帰り道、綾子さんは決まって自宅から200メートルほど離れた場所で車を降りていたという。