芸能

大物司会者続々降板で上沼恵美子「最後までやったる」と奮起

 今年8月、上沼恵美子(58才)は自身が司会を務める『怪傑えみちゃんねる』(関西テレビ)で「私、自律神経失調症を患って、今は通院してるんです…」と告白した。以後、ラジオ番組『上沼恵美子のこころ晴天』(ABCラジオ)でも、彼女は幾度となく「体調が悪くてねぇ…」と、つらい日々を送っていることを明かしている。

 しかし、そんな病を抱えながらも、上沼はテレビ3本、ラジオ1本のレギュラー番組に、休むことなく出演し続けている。在阪のテレビ関係者がこう話す。

「スタッフや上層部からも、彼女の体調を心配する声はたくさんあるんです。でも、当の上沼さんは、今年9月に『生活笑百科』(NHK)こそ降板したものの、他の番組に関しては“私は絶対に降板しない!”と言っているんですよ…」

 周囲の心配の声を無視してまで、なぜ上沼は仕事を休もうとしないのか。その理由は、“夫との関係”にあった。1977年にテレビ局のディレクターだった上沼真平さん(67才)と結婚した上沼。2008年、関西テレビの関連会社の社長に就任した真平さんが、名誉職という環境に嫌気がさしたといって、すぐに退職すると、歯車が狂いだす。

 すでに長男も独立していたため、それからは大阪市内の自宅で2人暮らしが始まった。ところが夫と毎日顔を突き合わせる生活は、上沼にとって大きなストレスの原因になってしまう。

「真平さんはいわゆる“昭和のお父さん”みたいな人で、家事はすべて上沼さん任せ。靴下も自分で出そうとしないで、上沼さんが用意してくれるまで座って裸足で待っているほど。“おーい”と呼んだら、すぐに上沼さんが飛んでいってあげないとダメなかたなんです」(上沼の知人)

 上沼を悩ませたのはそれだけではない。もともと好奇心旺盛な真平さんは、暇があるのをいいことに、ウクレレ、家庭菜園、俳句、キックボクシングと、次々に新しい趣味に飛びついては、上沼を巻き込んだのだ。嫌気がさした上沼は、レギュラーの仕事が立て込む週末になると、大阪市内の高級ホテルに1人で泊まるようになった。

 しかし、もし自分が仕事を辞めてしまったら、ホテルに泊まる口実もなくなり、家で夫とずっと一緒にいることになる…。

「上沼さんは“それだけは、絶対に嫌!”と言っているんです。旦那さんと毎日、昼間からずっと一緒に過ごすなんて耐えられないみたいで、“それなら病気だろうとなんだろうと仕事を続けるほうがいい!”なんて話していました(苦笑)」(前出・上沼の知人)

 自律神経失調症はストレスを軽減させることも治療の方法のひとつ。そういうこともあってか、夫と過ごす時間を全力で削減する上沼だが、彼女の仕事のモチベーションはそれだけではないという。

 昨年2月、同じ関西芸能界の大御所であるやしきたかじん(64才)が食道がんの治療で入院したことに始まり、今年はみのもんた(69才)の報道番組降板、タモリ(68才)の『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の来年3月終了など、テレビ界では大物司会者や長寿番組が相次いで姿を消している。

「そんな寂しい状況が、彼女を奮い立たせたんです。“せめて私だけでも踏んばらんと!”って…。今はもう、関西のテレビの“顔”といえる大御所は、上沼さんしか残っていませんからね。“いなくなった人の分まで、私が最後までやったるでぇ!”って、気合充分です」(在阪のテレビ関係者)

※女性セブン2013年12月5日号

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