国内

元参院ドン 維新は石原・橋下による「日本野心の会」と評す

“参議院のドン”として知られ、本誌「政界OB座談会」での歯に衣着せぬ発言が話題を呼んでいる村上正邦氏が、新著『だから政治家は嫌われる』(小学館刊)を刊行した。田中角栄ら過去の大物政治家を引き合いに、安倍晋三を始めとする現役政治家を「メダカみたいに小粒」だと一刀両断。興奮冷めやらぬ村上氏が、さらなる追い打ちをかけた。

 * * *
「アベノミクス」だって格好つけて言ってるけどさ、経済なんて誰がやったって一緒なんだから。中野正剛は『戦時宰相論』で言っていた。国は経済によって滅びず、敗戦によりてすら滅びず、指導者が自信を損失し、国民が帰趨に迷うことによりて滅びるのであると。

 要するに、安倍さんには自信がないんだ。だからペラペラしゃべってカンナ屑になる。自信満々にしゃべっているようだけれども、実際には常に不安を持っているんだな。それは権力に対する執着、一日でも長く総理大臣の座にいたいという権力欲だ。

 欲まみれなのは野党も同じ。橋下徹の維新の会は、本人は坂本龍馬のつもりかもしれないが、実際には自民党の浪人に過ぎない「新撰組」だって、私は言ってきた。橋下は「出直し市長選」と言うが、このままじゃ内部抗争で芹沢鴨になるぞ!

 石原(慎太郎)さんもひどいよね。猪瀬(直樹)は石原さんが後見人として当選したんだよ。それなのに今回、節操もなく田母神(俊雄)の応援に立った。あなたも責任取る立場だろって。街頭に立つ資格があるのかね。

 結局、維新の会は石原・橋下の二人の野心がくっついた、「日本野心の会」だったってこと。つまり、欲と恨みと嫉妬に支配されて、政治から情がなくなってるんだね。情がないから、国民から本当に尊敬されることもない。

関連記事

トピックス

小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン