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W杯日本代表「1トップの能力持つのは本田圭佑だけ」と釜本氏

 いよいよブラジルW杯へ向かうザックJAPAN。ベスト16以上の成績は望みうるのか。日本代表の最多得点記録保持者であり、元日本サッカー協会副会長の釜本邦茂氏が提言する。

 * * *
 日本代表のDF陣は明らかに手薄である。そのためFW1トップの動きがさらに重要になってくる。問題はこのFWの位置に、誰を据えるか。私はあえて、本田圭佑を推したいと思う。

 日本代表の1トップに求められる条件。それは「味方がボールを奪った瞬間に相手DFの裏を突く」プレーはもちろん、「ポストプレーを確実にこなす」、「屈強な相手DFから体を張ってボールを維持する」、「ボールをキープして時間を稼ぐ」ことである。

 最近は所属クラブでの活躍からか、「1トップには岡崎慎司が適任だ」と口にする人が多いが、私はそうは思わない。事実、ザッケローニ監督が昨年のコンフェデ杯ブラジル戦でこのプランを試したが、機能したとはいえなかった。彼はサイドアタッカーこそが適任だろう。

 1トップ候補には他に柿谷、もしくは大迫勇也の名前が挙がっている。だがこれも違う。1トップの能力を現段階で持っているのは、本田だけだ。理由はいくつかある。

 まず本田は現在のトップ下のポジションは相応しくない。彼は今、トップ下でパスを出して終わりということが多いが、本来トップ下はパスを出せば次のポジションに移動し、またパスをもらう……といった、連動する動きが必要だ。

 日本の目指すスピーディなサッカーをするには、中盤の流れに沿ってトップ下が自由に動かねばならないが、スピードに欠ける本田はこれに向いておらず、得点力を下げている原因になっている。パスは遠藤保仁に任せ、中盤の動きはスピードのある香川など、他の選手にさせればいい。

 本田の持つ最大の長所は、「外国人DFに当たり負けしないボールキープ力」、「体勢を崩しても枠内にシュートを打てる技術」だ。本田を起点にして相手を牽制しつつ、2列目の岡崎や柿谷曜一郎、そして香川真司といった選手が、相手DFの裏側に出て「3番目の動き」をすれば、日本の攻撃に幅も生まれるだろう。

※週刊ポスト2014年5月30日号

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