「それでも、日本テレビは7月1日の『2014FIFAワールドカップデイリー』で、6.6%を記録。7月2日、TBSの『2014FIFAワールドカップDAILY』も6.2%とやや高くなった。ベスト8が決定し、大会も佳境に入ってきたことが影響したのでしょう」(同前)
とはいえ、ゴールデン帯では、とうてい胸を晴れるような数字ではない。
「大会期間中、NHKは月曜から金曜まで22時から『W杯デイリーハイライト』を放送しました。この番組の視聴率は5~6%台。民放各局のゴールデン帯よりも、数字が良いのです。もちろん、基本的にタレントは出ていません。
民放各局は、普段あまりサッカーを観ない層を取り込むために、タレント起用に走った。ジャニーズ系の出演は、ティーン層や主婦層を考えてのことでした。ただ、その成果が出たとは言いがたい。いずれにしても、今大会のハイライト番組の低視聴率は、今後のタレント起用を考えさせられる要因にはなったでしょう。ただ、他局に先駆けて、自分たちの局だけ使わないという方針を打ち出すのはかなりの勇気がいるでしょうが」(同前)