芸能

中森明菜の紅白出場に2つの壁 生歌の不安と松田聖子の存在

 中森明菜(49)の動向が注目を浴びている。5年4か月ぶりとなる新曲が2015年1月21日に発売されることが明らかになり、同月中にはラブソングを集めたカバーアルバム『歌姫4』も発売される。

 明菜の復調情報をいち早く掴んでいたのがNHKだ。2014年末の『紅白歌合戦』では水面下で「明菜の電撃復帰」を仕掛けていた。

 しかし紅白出場には2つの壁があった。ひとつは長いブランクによる「生歌」の不安だ。

「レコーディングで歌っているとはいえ、久しく人前では歌っていない。過去にレディー・ガガが録画出演したことはあるが、日本人アーティストでそれを認めると生中継にこだわってきた紅白の伝統がなし崩しになってしまう」(NHK関係者)

 もう一つのネックが松田聖子の存在だ。

「紅白の大トリは聖子が確実視されたことで、明菜は決断しにくくなった。明菜にとって聖子は因縁の相手。1989年2月、当時交際していた近藤真彦が聖子とニューヨークで密会し、キス写真を撮られた。その5か月後、明菜は近藤の自宅で自殺未遂を起こしている。明菜にとって“聖子の紅白”の引き立て役になることは許せない」(芸能関係者)

 明菜人気は今なお根強い。2014年8月にリリースされたベストアルバムは活動休止中ながら、25万枚を超える大ヒットを記録した。この売れ行きは「異例中の異例」(音楽関係者)のこと。

 紅白出演騒動も衰えぬ人気あればこそ。新年の明菜の存在感は芸能界の大きな話題となりそうだ。

※週刊ポスト2015年1月1・9日号

関連記事

トピックス

ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン
渡邊渚さん(撮影/藤本和典)
「私にとっての2025年の漢字は『出』です」 渡邊渚さんが綴る「新しい年にチャレンジしたこと」
NEWSポストセブン
ラオスを訪問された愛子さま(写真/共同通信社)
《「水光肌メイク」に絶賛の声》愛子さま「内側から発光しているようなツヤ感」の美肌の秘密 美容関係者は「清潔感・品格・フレッシュさの三拍子がそろった理想の皇族メイク」と分析
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
実力もファンサービスも超一流
【密着グラフ】新大関・安青錦、冬巡業ではファンサービスも超一流「今は自分がやるべきことをしっかり集中してやりたい」史上最速横綱の偉業に向けて勝負の1年
週刊ポスト
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン
12月30日『レコード大賞』が放送される(インスタグラムより)
《度重なる限界説》レコード大賞、「大みそか→30日」への放送日移動から20年間踏み留まっている本質的な理由 
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン