スポーツ

SB松坂大輔 勝利数の目標明言せずも200イニングを目指す

 西武ライオンズを皮切りに中日、ダイエーでプレーし、引退後もダイエー、西武、ソフトバンク(SB)、横浜、起亜(韓国)などで投手コーチを務め、今年評論家デビューする杉本正氏。精力的にキャンプ取材を行なった同氏がパ・リーグの順位を予想した。予想は以下の通り。

【1】オリックス【2】ソフトバンク【3】日本ハム【4】西武【5】楽天【6】ロッテ

 パの優勝争いはSBとオリックスが軸だと杉本氏は見る。
 
「松坂大輔にインタビューしましたが、本人はローテーションの一角として1年間投げ抜きたい思いがあるそうです。何勝かは明言しませんでしたが、具体的な数字としては200イニングを投げたいという。メジャーに行ったことでフォームを含めて悩んでいるが、今はまだ新しい松坂大輔を作ろうとしているのではないかと感じました。
 
 オリックスは、佐藤達也、馬原孝浩、平野佳寿が“勝利の方程式”として中継ぎ以降が充実している。2.89という12球団一の防御率は今年も健在です。それに何より、野手の補強が素晴らしい。中島、小谷野、ブランコの加入で層はますます厚くなって得点力も増した。個人的に森脇浩司監督と親しいので、今年は頑張ってほしいと思います(笑い)」
 
 その上位2強を脅かすとすれば日本ハムだと語る。
 
「大谷翔平は優れた打者として認めるが、それ以上に先発投手としての能力が高い。ローテーションの中心になれば、日ハムはもっと強いチームになれる。投手陣の後ろを増井浩俊がしっかり務めることができればなおいい。打線のつながりもあるので、Aクラスになる力は十分」
 
 西武は投手力不足、ロッテは補強なし、楽天は大久保博元新監督の手腕が未知数との評価だった。

※週刊ポスト2015年3月6日号

関連記事

トピックス

水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン