芸能

植松晃士「ドラマといえば若者が主役」はアラ還に失礼では?

『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)ほか、ラジオ、雑誌で活躍中のファッションプロデューサー・植松晃士さんが、今クールの話題のドラマについて語ります。植松さんが注目するのは、あの昼ドラマです。

 * * *
 春のドラマが出揃いましたね。話題はいろいろですが、私にとってのドラマとは、NHKの朝ドラと大河、そしてフジテレビ系の昼ドラが、不動のトップ3です。

 そして今クールの大注目は、何と言っても、フジテレビ系の『プラチナエイジ』。湘南を舞台にした、3組のアラ還世代夫婦の“青春風”物語です。

 もうタイトルからして素敵! ご年配のかたをシルバー世代といいますが、「傷つきやすいシルバーと違って、プラチナは傷つかない」から、『プラチナエイジ』なのだそう。

「もう60才。まだ60才」と揺れつつも、「ここから、人生が輝き出す」とするキャッチコピーが秀逸ですね。

 榊原郁恵さん、池上季実子さん、宮崎美子さんのトリプル主演というのも、私たち世代にはハートにズシンとくるキャスティングです。

 郁恵さんは実年齢55才なのでアラ還最年少ですが、とっても若々しいし、池上さんは相変わらず艶っぽくて、宮崎さんの健康的なかわいらしさは「あの頃」のまま。宅麻伸さんも素敵です。そして主題歌は郷ひろみさん!

 あらゆる意味でアラ還世代が主役だなんて、感無量です。今までテレビドラマといえば、若い男女が主役で、アラ還世代が出てきたと思うと、孫の世話。ほんと、失礼だと思いませんか?

 女性は年齢に関係なく、恋心とか夢、野望をずっと持ち続けていい、というより、持ち続けるべきだと思うんです。

 私は昨年から「これからはアラフィフ、アラ還の時代」と言い続けてきましたが、まさにこの言葉を象徴するようなドラマが現れ、“若輩者のひとり”として、今後の人生がいっそう楽しみになりました。

※女性セブン2015年5月14・21日号

関連記事

トピックス

ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン
渡邊渚さん(撮影/藤本和典)
「私にとっての2025年の漢字は『出』です」 渡邊渚さんが綴る「新しい年にチャレンジしたこと」
NEWSポストセブン
ラオスを訪問された愛子さま(写真/共同通信社)
《「水光肌メイク」に絶賛の声》愛子さま「内側から発光しているようなツヤ感」の美肌の秘密 美容関係者は「清潔感・品格・フレッシュさの三拍子がそろった理想の皇族メイク」と分析
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
実力もファンサービスも超一流
【密着グラフ】新大関・安青錦、冬巡業ではファンサービスも超一流「今は自分がやるべきことをしっかり集中してやりたい」史上最速横綱の偉業に向けて勝負の1年
週刊ポスト
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン
12月30日『レコード大賞』が放送される(インスタグラムより)
《度重なる限界説》レコード大賞、「大みそか→30日」への放送日移動から20年間踏み留まっている本質的な理由 
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン